大阪マラソン2026開催、3万4000人が浪速の街を駆け抜ける

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 22日、今年で14回目となる、大阪マラソン2026が大阪市内で開催されました。大阪府庁前をスタートし、大阪城公園をフィニッシュ地点とする42.195キロメートルのコースには、国内外から招待されたエリート選手に加え、約3万4000人の市民ランナーが集い、浪速の街を 駆け抜けました。  

 レースは序盤、初マラソンに挑んだ吉田響氏が驚異的な飛び出しを見せ、10キロメートル地点を日本記録を上回る29分33秒というハイペースで通過し、後続に最大で1分近い大差をつける独走劇を展開しました。しかし、25キロメートルを過ぎたあたりから気温が15度近くまで上昇する厳しい気象条件もあり、終盤にペースが鈍る形となりました。

 37キロメートル付近で吉田響氏を捕らえた第2集団からは、ジブチのイブラヒム・ハッサンと、ロジスティード所属の平林清澄氏が抜け出し、激しい首位争いを繰り広げました。最後はイブラヒム・ハッサンが力強いスパートで平林清澄氏を突き放し、2時間5分20秒のタイムで初優勝を飾りました。

 日本人トップ争いでは、平林清澄氏が粘り強い走りを見せ、2時間6分14秒の自己ベストを更新して総合5位に入りました。平林清澄氏は2年前の同大会でも当時の学生記録を塗り替えて優勝しており、相性の良い大阪の地で再び実力を証明した形となりました。

 今大会は、2028年ロサンゼルス五輪の代表選考会となるマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)への出場権を懸けた「MGCシリーズ」の対象レースでもありました。日本人1位の平林清澄氏をはじめ、山下一貴氏、竹井祐貴氏、浦野雄平氏、合田椋氏の計5人が、設定された基準を満たして新たにMGCへの出場権を獲得しました。

 沿道では多くの市民が熱い声援を送り、チャリティー文化の普及を目的としたイベントも各地で行われました。大会前日には、多額の寄付を集めた功績を称え、京都大学iPS細胞研究所長の高橋淳氏が「ベストチャリティランナー賞」を受賞するなど、競技面だけでなく社会貢献の場としても大きな盛り上がりを見せた一日となりました。