警察庁交通局は1月6日、令和7年(2025年)中の交通事故による死者数(24時間以内)の速報値を発表しました。昨年1年間の全国の死者数は2,547人で、前年より116人(4.4%)減少し、統計が残る昭和23年(1948年)以降で過去最少となりました。

 年齢層別では、65歳以上の高齢者の死者数が1,423人と前年比で90人減少しました。高齢者の死者数も過去最少を更新しましたが、死者数全体に占める割合は55.9%と依然として半数を超えています。人口10万人当たりの死者数は全年齢で2.06人、高齢者では3.93人となりました。

 都道府県別の死者数では、神奈川県が139人で全国最多となり、次いで東京都(134人)、北海道(129人)の順でした。一方、人口10万人当たりの死者数で比較すると、滋賀県が3.85人で最も多く、次いで香川県(3.81人)、岐阜県(3.78人)となっています。

 月別の推移を見ると、12月が290人と最も多く、次いで11月の252人、1月の234人と、年末年始にかけて死者数が増加する傾向が顕著に表れています。また、4月と10月には1件の事故で4人以上が死亡する重大事故も発生しました。

 国家公安委員会委員長は今回の結果について、統計開始以来で最少となったことは関係機関や国民の取り組みの成果であるとしつつも、「第11次交通安全基本計画」で掲げた「令和7年までに24時間死者数を2,000人以下とする」という目標の達成には至らなかったとの認識を示しました。今後は新たに策定される「第12次交通安全基本計画」に基づき、こどもや高齢者の安全確保、自転車の交通ルール遵守、飲酒運転や「ながらスマホ」の取り締まりなどを強化する方針です。

引用: 警察庁「令和7年中の交通事故死者数について」 警察庁「交通事故統計月報(令和7年11月末)」