16日(日)、兵庫県神戸市で第13回となる「神戸マラソン2025」が開催され約2万人のランナーが、復興を遂げた神戸の街並みを駆け抜けました。
当日は朝から雲一つない秋晴れに恵まれ、絶好のマラソン日和となりました。
スタート地点の神戸市役所前では、午前9時の号砲に先立ち、1995年の阪神・淡路大震災から30年という節目の年で、震災で犠牲になられた方々への追悼と、復興への思いを込めて、ランナーと沿道の観衆全員が黙祷を捧げました。
セレモニーには、昨年再選を果たした斎藤元彦・兵庫県知事をはじめ、阪神タイガースの公式マスコットキャラクター「トラッキー」「ラッキー」も駆けつけ、ランナーたちにエールを送りました。
午前9時ちょうど、斎藤知事がスターターピストルの号砲を鳴らすと、2万人のランナーが一斉にスタートし、神戸のメインストリートを西へと進み、明石海峡大橋(西側)で折り返し、ポートアイランドのフィニッシュ地点を目指すコースを力走しました。
号砲を鳴らした斎藤知事自身も、セレモニー後にランナーとして参加し、復興の街を走りました。
今回のフルマラソンは、定員2万人に対し、全国から約5万人の応募があり、抽選倍率は2.5倍にのぼる人気ぶりでした。選ばれたランナーたちは、沿道に詰めかけた多くの市民やボランティアからの途切れることのない温かい声援を受けながら、それぞれのペースでゴールを目指しました。
レースは、男子=エリシャ・ロティッチ選手が(2時間11分2秒)で、女子=ジャクリン・チェラル選手が(2時間28分25秒)で、それぞれ優勝を果たしました。






