大阪の夏の風物詩である住吉祭りの主要な祭礼神事の一つである「神輿洗神事」が、21日に住吉公園で執り行われました。
この神事は、住吉祭りの前儀に位置づけられる神事です。
みこしは当日の17時50分ごろに第一本宮を出発し、反橋を渡って正面参道や汐掛道を通って住吉公園の祭場に向かい、住吉公園では、19時から神輿洗神事が執り行われました。
神輿洗神事は、かつては「御湯(おゆ)」という名称で呼ばれていました。海水を汲み上げ、みこしを清めることで、海から神霊を招き入れるという意味を持っています。もともとは住吉浜に近い場所でみこしを海水で清めていましたが、近代に入り海岸が遠くなったため、祭場の場所は変遷し、平成19年からは住吉公園が祭場となっています。神事に使用する海水は、大阪住吉漁業協同組合の協力のもと、汐汲船で南港沖から汲み上げられ、神職が祭場まで運びます。
神輿洗神事当日の様子

















