読売広告社(YOMIKO)と名古屋市は、名古屋駅前桜通を「人中心の居心地空間」へと変える社会実験「NAGOYA Challenges!WAY in 桜通」を2025年11月7日から11月13日まで実施しました。この取り組みでは、3つの異なるゾーンが設けられ、約75%の参加者が「居心地の良さ」を実感。未来の都市空間の可能性を示す結果となりました。

名古屋駅前桜通の「人中心空間」化に向けた社会実験

名古屋駅東側駅前広場からまちへとつながる桜通は、これまで多くの人にとって通過点としての役割が強い場所でした。この桜通を、人々が自然と立ち止まり、にぎわいや交流が生まれる「人中心の道路空間」へと転換することを目指し、「NAGOYA Challenges!WAY in 桜通」社会実験が企画されました。

本取り組みを主導したYOMIKOは、広告ビジネスの枠を超え、企業や自治体と連携して社会課題を解決する「コミュニティクリエイション®」プログラムを展開しています。また、市民がまちに抱く愛着や誇りを数値化する「CIVIC PRIDE®」という指標を活用し、まちづくりの構想から実現までを支援しています。広告を通じて社会を動かすだけでなく、実際に空間をデザインし、人々の行動や意識に変化をもたらそうとするYOMIKOの姿勢は、「GAME CHANGE PARTNER」というビジョンを体現していると言えるでしょう。

この社会実験は、2025年11月7日(金)から11月13日(木)までの期間、桜通の大名古屋ビルヂング前(NORTH AREA)名古屋ビルディング前(SOUTH AREA) を会場として実施されました。普段は車が行き交う道路の一部が、都市の中の公園や広場のように変貌しました。

3つの魅力的なゾーンが体験を提供

会場には、それぞれ異なる機能と雰囲気を持つ、以下の3つのゾーンが設けられました。

PLAY ZONE:都市の遊び場が誕生

PLAY ZONE

この空間は、都市の日常に「にぎわいと発見」をもたらす体験展示が楽しめるように設計されました。プレイフルな家具やライトアップする遊具が設置され、子供だけでなく大人も童心に帰って楽しめるような工夫が凝らされています。

DINING ZONE:青空の下で美食体験

DINING ZONE

キッチンカーが登場し、気軽に軽食を楽しめる飲食スペースです。焼きたてのホットドッグを片手に、普段とは違う開放的な空間でランチや休憩を楽しむ人々で賑わったことでしょう。ひとりでも、誰かと一緒でも、美味しい食事を囲んで楽しいひとときを過ごせる場所として提供されました。

LIVING ZONE:緑と安らぎの都市オアシス

LIVING ZONE

道路空間に緑やソファ、ベンチが並び、憩いのスペースが創出されました。都市の喧騒の中にありながら、木々の緑に囲まれてゆっくりと一息つける、都市のオアシスのような雰囲気が来場者に提供されました。近隣のオフィスワーカーや旅行客が会話を楽しんだり、アーティストのライブに耳を傾けたりする様子が見られました。

これらの異なるゾーンが有機的に繋がり、機能と雰囲気が融合することで、都市での新たな過ごし方が提案されました。

高い評価を得た「居心地の良さ」

実験期間中に実施されたアンケート調査では、約350人の回答者のうち、約90%がこの社会実験を好意的に評価したとのことです。さらに、そのうち約75%が「居心地の良さ」を実感したという結果が出ています。

この数字は、私たちが普段意識していない道路空間にも、大きなポテンシャルが秘められていることを示しています。単なる移動の手段としての道から、「滞在して楽しむ場所」へと変化させることで、都市の魅力は格段に向上するのではないでしょうか。

NAGOYA Challenges!WAY in 桜通 ロゴ

今回の社会実験で得られたデータや人々の声は、今後の桜通の再整備に向けた貴重な資料となります。YOMIKOはこれからも、独自の「CIVIC PRIDE®発想」を活かし、駅前空間の新たな可能性を引き出し、安心・安全で心地よく過ごせる場づくりに貢献していくとのことです。

株式会社読売広告社 公式サイト

株式会社読売広告社の活動や詳細については、以下の公式サイトで確認できます。

https://www.yomiko.co.jp/