エアロトヨタ株式会社は、厚生労働省が実施する「えるぼし」認定制度において、2段階目となる2つ星の認定を取得しました。これは、同社が女性の活躍推進に関して優れた取り組みを行っている証です。すでに「プラチナくるみん認定」も取得しており、女性活躍と子育て支援の両面で働きやすい環境を整備し、多様な人材が活躍できる持続的な企業成長を目指す姿勢が評価されています。

「えるぼし」認定の概要

「えるぼし」認定制度とは、女性の活躍推進に関する状況が優れている企業を国が認定する制度です。評価項目は「採用」「継続就業」「労働時間等の働き方」「管理職比率」「多様なキャリアコース」の5つで構成されています。

エアロトヨタは、このうち「管理職比率」を除くすべての項目で基準をクリアし、見事2つ星認定を獲得しました。この認定は、女性が企業で働き始め、長く活躍し、柔軟な働き方ができる環境が整っていることを客観的に示すものです。

女性が活躍しています!

同社は「今後は管理職比率の向上を含め、さらなる女性活躍推進に取り組んでまいります」と表明しており、現状に満足せず、より高みを目指す姿勢を示しています。

女性活躍と子育て支援の両立

エアロトヨタは、「えるぼし」認定に加え、優良な子育てサポート企業を認定する「プラチナくるみん認定」も既に取得しています。これにより、同社が「女性活躍」と「子育て支援」の両面で高い評価を得ていることが明確になりました。

代表取締役社長の加藤浩士氏は、「今回の認定は、当社が取り組んできた働きやすい環境づくりの成果です。今後も多様な人材が活躍できる職場を目指し、取り組みを続けてまいります」とコメントしています。これは、従業員一人ひとりのウェルビーイングを重視し、持続的な成長を実現するための企業戦略の一環です。

エアロトヨタの企業概要と取り組み

エアロトヨタは1955年7月20日に創業し、「空にさきがけ未来をひらく」という企業理念のもと、社会基盤の構築に貢献してきました。事業の柱は、国内屈指の地理空間情報技術を駆使した「空間情報事業」と、ヘリコプターやビジネスジェット機の運航・整備を担う「航空事業」の二つです。

2025年7月には創業70周年を迎え、トヨタ自動車との連携をより明確にするため、「エアロトヨタ株式会社」へと社名変更を予定しています。トヨタが目指す「Mobility for ALL(すべての人に移動の自由を)」の一翼を担い、空のモビリティを駆使した新たなサービス提供を目指しています。

企業情報

項目 詳細
会社名 エアロトヨタ株式会社 (AERO TOYOTA CORPORATION)
所在地 〒136-0082 東京都江東区新木場四丁目7番41号
創業 1955年7月20日
資本金 31億9,250万円
代表者 代表取締役社長 加藤 浩士
従業員数 1,323人 (2025年4月1日現在)

今回のエアロトヨタの「えるぼし」2つ星認定は、同社が描く「多様な人材が活躍できる職場」への強い意志と、それを実現するための具体的な努力の結晶です。地理空間情報や航空事業といった専門性の高い分野で、このような先進的な取り組みが進められていることは、業界全体、ひいては社会全体の働き方の意識変革にも繋がるものと期待されます。「空にさきがけ未来をひらく」という企業理念は、技術や事業だけでなく、「働き方の未来」にも向けられていると確信できます。