岡山県に位置する吉備津神社では、国宝である本殿・拝殿が世界的照明デザイナー石井幹子氏の演出により、特別なライトアップイベントとして公開されます。再建600年を記念し、600年の時を超えた荘厳な建築美と桃太郎伝説が、光の魔法で新たな感動を呼び起こすことが期待されています。
吉備津神社、国宝 本殿・拝殿の再建600年を祝うライトアップ
岡山県に佇む、桃太郎伝説ゆかりの地として知られる「吉備津神社」が、令和7年(2025年)11月21日(金)より、国宝 本殿・拝殿の再建600年を記念した特別なライトアップイベントを開始します。
このライトアップは、世界中の名建築に光の魔法をかけてきた照明デザインの第一人者、石井幹子(いしい もとこ)氏が手掛けることが決定しています。
歴史と伝説が息づく国宝の演出
吉備津神社の本殿・拝殿は、応永三十二年(1425年)に再建されて以来、約600年の時を超えてその姿を今に伝えています。この建築は、「吉備津造り」と呼ばれる、日本の神社建築史上、他に類を見ない独特な様式が特徴です。左右に流れるような屋根の曲線美は、訪れる人々を圧倒する荘厳さを持っています。

この歴史的建造物が「光の巨匠」と呼ばれる石井幹子氏によってどのように彩られるか注目されています。東京タワー、姫路城、そしてフランスのエッフェル塔など、数々の象徴的な建築物を美しく演出してきた石井氏の仕事は、単に光を当てるだけでなく、その建物の持つ物語や精神性を引き出すことにあります。
吉備津神社が持つ桃太郎伝説という豊かな物語性、そして独自の建築様式が石井氏の光によって昇華され、感動と驚きをもたらすことが期待されます。
一年を通して展開される光と物語の祭典
このライトアップは、点灯式限りの特別なものではなく、以降1年間を通して、季節、伝説、地域文化といった多彩なテーマに基づいた光の演出が展開される予定です。春夏秋冬、それぞれの風景と、桃太郎伝説の各エピソードに寄り添う光が、社殿をドラマチックに彩ることが発表されています。
訪れるたびに異なる感動を味わえる、贅沢な体験が提供されると期待されています。
特別な点灯式の開催
このライトアップの幕開けとして、以下の日程で点灯式が開催されます。この日限りとなる特別演出プログラムが予定されており、歴史的な瞬間に立ち会う機会が提供されます。
点灯式 概要
- 日時: 令和7年(2025年)11月21日(金) 18:00~20:30 (17:30 受付開始)
- 場所: 吉備津神社境内(本殿・拝殿内、本殿東側広場)
式次第(予定)
1. 神事
2. 点灯式
* 来賓挨拶
* 照明デザイン説明
* 登壇者紹介
3. 点灯
* この日限りの特別演出プログラム
4. 式終了
吉備津神社へのアクセスと基本情報
吉備津神社は、岡山県岡山市に位置しています。美しい自然と歴史が調和するこの場所へ、ぜひ足を運んでみてください。
- 施設名: 宗教法人 吉備津神社
- 所在地: 〒701-1390 岡山県岡山市北区吉備津931
吉備津神社について、より詳しい情報をお求めの方はこちらから関連情報をご覧ください。
日本の伝統建築と、現代の最先端の光の技術、そして地域に伝わる豊かな物語が融合する今回のライトアップは、吉備津神社の新たな魅力を引き出し、訪れる人々に忘れられない体験を提供することが期待されます。
