ガーデニングで出た使用済みの園芸用土、どう捨てていますか？名古屋にお住まいのあなたなら、きっと一度は処分方法に悩んだことがあるはず。実は、カインズ名古屋堀田店で、その悩みが解決する画期的なサービスが始まりました！この記事を読めば、地球にもお財布にも優しい、カインズの園芸用土リサイクルプログラムの全貌がわかりますよ。
カインズと名古屋市による園芸用土リサイクルシステムの開始
家庭菜園やガーデニングは楽しいけれど、使い終わった土の処分に困った経験はありませんか？ 「ごみに出していいの？」「どこに持っていけばいい？」そんな悩みを抱える人は少なくないはず。そんな中、ホームセンター大手のカインズが、名古屋市と画期的な取り組みを始めるという情報が入ってきました。
カインズと名古屋市は、この度「資源循環に資する事業の連携に関する協定」を締結しました。これは、地域から出る資源を無駄にせず、もう一度活かす仕組みを共に構築するものです。
この協定の大きな目玉は、家庭で不用になった園芸用土を回収し、再生利用する「園芸用土の水平リサイクルシステム」の本格始動です。2025年10月21日、名古屋市とカインズが連携することで、持続可能なガーデニングライフに向けた第一歩が踏み出されました。
園芸用土の水平リサイクルシステムの仕組み
「水平リサイクル」とは、使用済みの製品を回収し、同じ種類の新しい製品に生まれ変わらせることを指します。園芸用土においては、使い終わった土が、再び園芸用土として利用可能になるシステムです。
このシステムは、以下の流れで循環を生み出します。
- 回収: 不用になった園芸用土を、カインズの店舗（まずは名古屋堀田店）に持ち込みます。
- 再生: 回収された土は、提携する園芸用土メーカーにて焼成・殺菌処理が行われ、再生されます。
- 販売: 再生された土は、「循環型培養土」としてカインズの店舗で再び販売されます。
▲土のリサイクルのイメージ。消費者が土を購入し、使用後の土を回収し、園芸用土メーカーがリサイクルするという流れ。
国内の土資源には限りがあり、この循環利用の仕組みは、持続可能な社会を築く上で重要な意味を持ちます。カインズはすでに2023年に京都府亀岡市とこの連携をスタートさせており、現在では全国7店舗に展開しています。累計で約200トンもの園芸用土が回収・再生され、住民からの処分に関する問い合わせも減少するなど、地域課題の解決に貢献しています。
この実績が評価され、2024年には環境省主催の「グッドライフアワード」で実行委員会特別賞を、そして2025年には「グッドデザイン賞」も受賞しています。
- グッドライフアワード受賞について：カインズが第12回グッドライフアワード実行委員会特別賞を受賞
- グッドデザイン賞受賞について：カインズの5つのオリジナル商品・取り組みが「グッドデザイン賞」を受賞
カインズ名古屋堀田店での回収サービス詳細
名古屋市でのサービスは、カインズ名古屋堀田店で開始されます。
場所: カインズ 名古屋堀田店
期間: 2025年10月25日（土）から2026年6月30日（火）まで（実証期間）
園芸用土の回収方法
- 分別: ご自宅で園芸用土以外のもの（苗のポット、ラベル、ネット、石など）を丁寧に取り除いてください。
- 準備: きれいになった園芸用土を、空き袋などに入れてカインズ名古屋堀田店へお持ちください。カインズ以外で購入した土でも回収可能です。
- 受付: 店舗の園芸売場にある屋外レジでカインズ会員登録（無料）を済ませ、受付を行ってください。
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回収: 回収ステーションでフルイにかけ、土以外のものを取り除いた後、店舗設置の回収袋に入れて完了です。
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重要: 回収にはカインズ会員登録（無料）が必要です。
- 重要: 回収できないもの（鉢底石、根、異臭のする肥料など）は、お持ち帰りください。
▲ 回収できないものの例も明確に示されています。事前にしっかり分別しましょう。
カインズの「くみまち構想」について
カインズのこの取り組みの背景には、「くみまち構想」という理念があります。これは、「まちのくらしをみんなでDIY。」というキャッチコピーの通り、カインズが地域社会の課題やニーズに耳を傾け、自治体、企業、NPO、地域住民など多様なステークホルダーと協力し、共に楽しみ、助け合える「まち」の実現を目指すものです。
▲「くみまち構想」の全体像。カインズを中心に様々なステークホルダーが連携し、暮らしを豊かにする「まち」を目指します。
今回名古屋市と取り組む園芸用土のリサイクルは、「くみまち構想」を体現する活動の一つです。カインズの店舗が「まちの園芸用土のサーキュラー拠点」として、地域課題の解決と持続可能な社会の実現に貢献していきます。
「くみまち構想」について詳細は公式サイトをご覧ください：くみまち.com
カインズの企業情報
カインズは、全国29都道府県に258店舗を展開する大手ホームセンターチェーンです。「くらしDIY」をブランドコンセプトに掲げ、お客様の暮らしを豊かにする価値ある商品やサービスを提供しています。
- 代表者: 代表取締役会長 土屋 裕雅、代表取締役社長 CEO 高家 正行
- 設立: 1989年3月
- 本部所在地: 埼玉県本庄市早稲田の杜1‐2‐1
- 事業内容: ホームセンターチェーンの経営
- 店舗数: 258店舗（カインズ：247店舗、Style Factory：3店舗、C’z PRO：8店舗）
- 公式サイト: カインズ企業サイト / カインズオンラインショップ / となりのカインズさん
未来につながるガーデニングへの参加を
カインズと名古屋市が協定を締結し、名古屋堀田店で始まる園芸用土の水平リサイクルは、ガーデニング愛好家だけでなく、地域全体の環境意識を変える大きな一歩です。
土の処分に悩む手間が軽減されるだけでなく、地球の資源を大切にするというメッセージが込められたこの取り組みは、持続可能な未来に貢献するものです。
名古屋市の皆さまは、ぜひカインズ名古屋堀田店で、未来につながるガーデニングを始めてみてはいかがでしょうか。私たちの行動が、大きな変化を生み出すことにつながります。