嵐山渓谷(らんざんけいこく)は、都心から約1時間の場所に位置し、「隠れた京都」と称される絶景スポットです。この秋、嵐山渓谷は一年で最も輝く季節を迎えます。赤や黄色に染まる木々が織りなす錦秋の景色は、訪れる人々を魅了するでしょう。
紅葉に彩られる「武蔵の嵐山」の魅力
嵐山渓谷は、日本最初の林学博士である本多静六氏が、その景観の美しさを京都の嵐山に例えたことから「武蔵国の嵐山」と呼ばれるようになりました。これが嵐山町という地名の由来となっています。
岩畳と清らかな槻川(つきかわ)のせせらぎ、そして周囲を彩る豊かな木々が一体となった景観が特徴です。特に秋は、イロハモミジ、ハウチワカエデ、コナラ、クヌギといった多種多様な木々が、赤、黄、オレンジへと鮮やかに色づき、渓谷全体を華やかなグラデーションで包み込みます。
澄み切った水面に映り込む紅葉の姿は、幻想的な美しさを見せます。
整備された遊歩道を散策することで、都心の喧騒を忘れ、自然を満喫できます。有名な歌人・与謝野晶子の歌碑や、槻川を大きな石で渡る「飛び石」なども見どころです。
2025年 秋、「嵐山渓谷紅葉まつり」開催
2025年も「嵐山渓谷紅葉まつり」が開催されます。開催期間は11月15日(土)から12月7日(日)までの「みごろウィーク」です。この期間は、緑から赤、黄色、オレンジへと変化する木々のグラデーションから、ピーク時の紅葉まで、長く多様な表情が楽しめます。
「イベントDay」は11月29日・30日に開催
「みごろウィーク」のハイライトとして、2025年11月29日(土)と30日(日)の2日間限定で「イベントDay」が開催されます。嵐山渓谷バーベキュー場を会場に、様々な企画が実施されます。
「ご当地グルめぐり」で秋の味覚を堪能
イベントDayでは、嵐山町観光協会員による多彩な出店が並ぶ「ご当地グルめぐり」が開催されます。キッチンカーやテントでは、以下のグルメが提供される予定です。
* 肉汁うどん、焼そば、たこ焼
* 薪窯ピッツァ、インド料理のカレー
* 嵐山辛モツ焼そば、みそポテト
* モンブラン、クレープ、チュロス、チョコバナナなどのスイーツ
* 新米や旬の野菜、農産物加工品、地元の特産品販売
「魅力に迫る嵐山渓谷」で歴史と自然に触れる
嵐山渓谷の奥深い魅力を知るため、「魅力に迫る嵐山渓谷」が実施されます。嵐山町観光ボランティアガイドが嵐山渓谷展望台周辺で待機し、みどころや歴史について随時案内します。ガイドの説明を聞きながら散策することで、渓谷の新たな一面を発見できます。
最新情報はSNSで確認
嵐山町観光協会は、開催中の紅葉の「見ごろ」情報やイベントのリアルタイムな様子を公式SNSで発信しています。
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アクセス情報と注意点
イベント会場「嵐山渓谷バーベキュー場」へのアクセス
- 所在地: 埼玉県比企郡嵐山町大字鎌形地内
電車でのアクセス
東武東上線「武蔵嵐山駅」西口より、路線バス(イーグルバス「と02系統」せせらぎバスセンター行き)で約10分、「休養地入口」バス停下車すぐです。
* 料金: 片道220円
* 注意: 「と01系統」は「休養地入口」バス停を通りません。
車でのアクセス
- 東京方面から: 関越自動車道 東松山ICから約8km、約15分
- 高崎方面から: 関越自動車道 嵐山小川ICから約8km、約15分
イベントDayの駐車場について
2025年11月29日(土)および30日(日)の「イベントDay」は、嵐山渓谷バーベキュー場駐車場がイベント会場となるため、「千年の苑多目的広場(ラベンダー園駐車場)」をご利用ください。
* 駐車料金 (嵐山渓谷散策の場合): 普通車1台 500円
* (バーベキュー利用の場合は1,000円、ごみ処分費含む)
イベントDay以外の紅葉シーズン(11月15日~12月7日)は、嵐山渓谷バーベキュー場駐車場を利用できます。
嵐山渓谷紅葉まつりに関するお問い合わせ
燃えるような紅葉の絶景、地元グルメ、そして歴史と自然に触れる体験を提供する「嵐山渓谷紅葉まつり」は、秋の特別な思い出作りに適しています。
嵐山渓谷紅葉まつりに関するお問い合わせは、以下にご連絡ください。
【お問い合わせ先】
嵐山町ステーションプラザ嵐なび 観光案内所
電話:0493-62-8730 (9:00~16:30)