青森県弘前市で開催される「弘前城菊と紅葉まつり」は、1962年に「菊ともみじまつり」として開始された歴史あるイベントです。古城を舞台にアートや光の演出が施され、訪れる人々を幻想的な世界へと誘います。

弘前城菊と紅葉まつりポスター

弘前城菊と紅葉まつりの開催概要

開催期間と入園料

本祭典の開催期間、メイン会場、開園時間は以下の通りです。

  • 開催期間: 2025年10月31日(金)~11月9日(日)
  • メイン会場: 弘前公園内「弘前城植物園」
  • 開園時間: 9:00~20:00(最終入場19:30)

弘前城植物園の入園料は以下の通りです。

区分 個人 団体 (10名以上)
大人(高校生以上) 320円 250円
小人(小・中学生) 100円 80円

夜間特別ライトアップの実施

弘前城では、日中だけでなく夜間も楽しめる多彩な演出が予定されています。

紅葉特別ライトアップの詳細

弘前公園内には約1,100本の楓と約2,600本の桜があり、これらの紅葉が夜間に特別ライトアップされます。天守、櫓、城門のほか、ねぷた絵の行灯「錦の灯り」や「城門の篝火」が設置され、日本の伝統美と秋の情景が融合した幽玄な世界が広がります。

  • 特別ライトアップ期間: 2025年10月31日(金)~11月中旬頃
  • 時間: 16:00~21:00予定

夜の竹林のアーチ型のライトアップ
竹あかりも夜の弘前公園を幻想的に彩ります。

創造性あふれるフラワーアート展示

弘前城菊と紅葉まつりでは、伝統的な菊の展示に加え、現代的な感性を取り入れたフラワーアートが展開されます。

全長16mの「綾山玄武」とプロジェクションマッピング

フラワーアート(2024年度)
2024年度に制作された「彩巡玄武」が、今年は全長約16メートルの「綾山玄武」として展示されます。また、まつり期間中の夜にはプロジェクションマッピングも開催され、光とアートの融合が期待されます。

菊で彩られた「花輪くぐり」

花輪くぐり
色とりどりの菊で飾られた巨大なアーチ「花輪くぐり」は、来場者を別世界へと誘うような空間を演出します。

三の丸庭園の「ぽんぽんマムの庭」

ぽんぽんマムの庭
丸いフォルムが特徴のピンポンマムをモチーフにした毛糸の「ぽんぽんマム」が、三の丸庭園を埋め尽くします。温かく可愛らしい雰囲気が庭園に添えられます。

弘前ならではの「りんごの花手水」

りんごの花手水
手水鉢に花を浮かべる「花手水」は、弘前産のりんごと菊などの生花が組み合わされ、この地ならではの美しさを表現します。これは一般公募参加型ワークショップで制作されます。

体験型コンテンツの提供

鑑賞だけでなく、体験を通じて楽しめるエリアも充実しています。

ゆる焚き火と野遊びエリア

肌寒い秋の夜には、焚き火を囲んで温まることができるエリアが設けられます。このエリアでは、コーヒーやクラフトビールの出店も予定されており、リラックスした時間を過ごすことができます。

竹あかりの幻想的な道

竹あかり総合プロデュース集団CHIKAKENが手掛ける竹あかりが、植物園北入口や東内門付近の石橋で来場者を迎えます。竹の節から漏れる柔らかな光が、夜の散策路を幻想的に照らします。

つがるんるん動物園

追手門と東門の入り口では、弘前市立津軽中学校美術部の生徒が制作した、花で飾り付けた動物たちがお出迎えします。地元の学生によるクリエイティビティに触れることができます。

水上からの紅葉鑑賞「弘前公園中濠紅葉観光舟」

紅葉の風景の中、船に乗った人々が水面を進んでいる様子。
弘前公園中濠紅葉観光舟では、水面に映る色鮮やかな紅葉を眺めながら、ゆったりと舟に揺られることができます。水上から見上げる弘前城と紅葉のコントラストは、特別な体験となるでしょう。

  • 運行時間: 9:00~17:00(最終乗船16:30)
    • ※天候等により変更の可能性あり
  • 乗船料(税込):
    • 中学生以上:1,000円
    • 小学生以下:500円
    • 未就学児:無料(大人1人につき1人まで)

弘前城菊と紅葉まつりに関する詳細情報

「弘前城菊と紅葉まつり」は、歴史、アート、地域文化、食が融合した秋の祭典です。
今年の秋は、弘前を訪れて、この特別な体験をしてみてはいかがでしょうか。

詳細情報はこちらで確認できます。
弘前城菊と紅葉まつり 特設ページ