ケイミュー株式会社は、建築デザインの価値を次世代に繋ぐことを目的とした「ARCHITECTURAL DESIGN AWARD 2025」の受賞作品を先日発表しました。日本の建築界を牽引する藤本壮介氏、永山祐子氏、成瀬友梨氏が審査員を務め、応募総数248点の中から厳正な審査が行われました。最優秀賞には、辺見設計・C+A共同企業体様の「アグリカレッジ福島」が選ばれ、その他10作品が優秀賞、特別賞、入選として表彰されています。
ARCHITECTURAL DESIGN AWARD 2025の概要
外装建材メーカーであるケイミュー株式会社が主催する「ARCHITECTURAL DESIGN AWARD」は、建築デザインとしての美しさ・新しさと、街並みや景観への配慮を兼ね備えた作品を広く募集し、日本の建築デザインの発展に貢献しています。
今回の「ARCHITECTURAL DESIGN AWARD 2025」では、日本のトップランナー建築家である藤本壮介氏、永山祐子氏、成瀬友梨氏の3名が審査員として参加しました。応募された248点の作品は、「建築デザインとしての美しさ・新しさが感じられること」および「街並みや景観に対して配慮された作品であること」という基準に基づき、総合的に審査されました。
最優秀賞「アグリカレッジ福島」
最優秀賞には、辺見設計・C+A共同企業体様の「アグリカレッジ福島-アグリ探求棟・屋外作業準備棟・一般宿泊棟・学生寮-」（福島県西白河郡）が輝きました。この作品は、地域に根ざし、未来のアグリ文化を育む施設として、そのデザイン性と機能性が高く評価されました。
木材とコンクリートが調和したモダンで温かみのある外観は、周囲の自然景観に溶け込み、人々が集い学ぶコミュニティの核となるデザインが特徴です。表彰式では、受賞者の赤松佳珠子様、大村真也様にトロフィーと表彰状が贈呈されました。
優秀賞作品
最優秀賞に続き、以下の5作品が優秀賞を受賞しました。
みどりの会所アスロメディカルつくば営業所 (茨城県つくば市)
株式会社TOASt様が手がけたこの作品は、「みどりと共生する会所」というコンセプトに基づき、自然豊かな環境とモダンな建築が見事に融合したデザインです。
TODA BUILDING (東京都中央区)
戸田建設株式会社様の「TODA BUILDING」は、都会の中心部において新たな価値を創出するスタイリッシュな建築として評価されました。
道の駅そらっと牧之原 (静岡県牧之原市)
高橋茂弥建築設計事務所様、高池葉子建築設計事務所様の共同作品である「道の駅そらっと牧之原」は、公共性の高い施設において景観への配慮と新しいデザインが評価されました。
脊梁のいえ (兵庫県川西市)
建築設計事務所SAI工房様の「脊梁のいえ」は、日本の伝統的な要素とモダンなデザインが融合した住宅建築です。低く構えた屋根と大きな窓が特徴で、屋外との一体感を生み出しています。
SEN.RETREAT TAKIJIRI (和歌山県田辺市)
株式会社クル様、coil松村一輝建築設計事務所様の共同作品である「SEN.RETREAT TAKIJIRI」は、山間に佇むレストランであり、日常から離れた隠れ家のような空間が評価されました。
特別賞および入選作品
特別賞として2件、入選として3件の作品が選出されました。これらの作品も、独創的なデザインと地域への配慮が光るものばかりです。
【特別賞】
* 株式会社カイトアーキテクツ一級建築士事務所様「中道のアトリエ」（大阪府大阪市）
* 株式会社空間建築-傳様「問屋町の社屋」（愛知県豊橋市）
【入選】
* 株式会社エキップ様「アドベンチャーバレー龍ケ崎(龍ケ崎市森林公園)管理棟」（茨城県龍ヶ崎市）
* T-Square Design Associates様「表表居」（栃木県宇都宮市）
* 行田興産株式会社様「豊中の家」（大阪府豊中市）
これらの特別賞・入選作品の詳細写真は、ケイミュー株式会社の特設サイトで確認できます。
次回のARCHITECTURAL DESIGN AWARD 2025 開催概要
ケイミュー株式会社は、次回の「ARCHITECTURAL DESIGN AWARD 2025」の開催概要も発表しました。
- 応募期間: 2025年7月31日 ケイミュー到着分まで
- 対象物件: ケイミュー商品（カタログ掲載品）を使用し、2024年8月1日～2025年7月31日までに完工した物件
- 審査基準:
- 建築デザインとして美しさ・新しさが感じられること。
- 街並みや景観に対して配慮された作品であること。
- 施工写真や設計要旨から総合的に判断し審査。
- 各賞:
- 最優秀賞1件：50万円
- 優秀賞5件：各20万円
- 特別賞2件：各10万円
- 入選3件：各5万円
ケイミュー商品を用いた住宅から公共施設まで幅広いジャンルの建築が対象となります。次回の応募を通じて、日本の建築デザインの未来を創造する新たな挑戦が期待されます。
詳細はケイミュー株式会社の特設サイトでご確認ください。