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NTTアーバンソリューションズ株式会社、NTTドコモソリューションズ株式会社、NTTドコモビジネス株式会社の3社は、ビル運営管理の高度化・効率化を目指し、大規模AI連携技術「AIコンステレーション(R)」を活用した実証実験を実施しました。
概要
NTTアーバンソリューションズグループは、ビル運営管理の課題解決のため、「AIコンステレーション(R)」を用いて実証実験を行いました。本実証では、イベント企画案の検討とサイネージコンテンツの表示最適化の2つの業務を対象とし、業務時間の削減、企画品質の向上、およびサイネージによる行動変容効果を確認しています。
本実証の背景:ビル運営管理における作業負荷増大、人手不足、知見の属人化・暗黙知化といった課題に対応するため、専門知識や多様なデータを横断的に活用できる仕組みが必要とされています。
AIコンステレーション(R)について:複数の専門性・役割を持つAIエージェントを組み合わせ、生成・評価・補完を行いながら検討プロセス全体を支援するAI活用アプローチです。
本実証の概要・成果:街区データと実証システムを構築し、以下の2テーマで検証しました。
イベント企画案の検討の成果:業務時間の約50%削減、年間約30人日の余力創出見込み。属人化・暗黙知化していた判断プロセスの言語化・構造化が進み、新しい視点や内容を含む企画案が得られました。
サイネージコンテンツの表示最適化の成果:平均注視回数が4%増加。サイネージ設置フロアから店舗のあるフロアへの移動割合が全時間帯で6%増加し、特にランチタイム前は30%以上の増加が確認されました。
イベント企画案検討におけるAI活用
本実証では、AIコンステレーション(R)を活用することで、イベント企画案の検討プロセスが大幅に効率化されました。専門AIが物件情報やビル運営管理における暗黙知、過去のイベント情報などを学習し、抜け漏れの少ない多角的な視点を含んだ企画案を生成しました。その結果、企画立案や説明にかかる時間が非活用時と比較して約50%削減され、年間換算で約30人日の業務余力創出が見込まれます。また、企画の品質面でも、これまでに蓄積された知見を踏まえた提案が可能となり、企画担当者からは「新しい視点や内容が盛り込まれた企画案が得られた」といった肯定的な意見がありました。
サイネージコンテンツ表示最適化におけるAI効果
サイネージコンテンツの表示最適化においても、AIコンステレーション(R)は顕著な効果を示しました。ターゲットを考慮した表示最適化により、利用者の平均注視回数が非活用時と比較して4%増加しました。さらに、サイネージ設置フロアから店舗があるフロアへの移動割合も、全時間帯で6%増加しました。特に、行動変容に繋がりやすいとされるランチタイム前の時間帯(11時台、12時台)においては、この移動割合が30%以上増加するという結果が得られました。これらの効果は、AI活用によるものと想定されています。
今後の展望と展開
本実証で得られた成果を踏まえ、NTTアーバンソリューションズグループは、AIコンステレーション(R)の実用化検討を進めます。将来的には、ビル運営管理におけるAI活用の範囲を広げ、運営改善活動全般やレポート準備業務の効率化・品質向上など、複数物件で再現可能な運営モデルケースの創出を目指します。また、サイネージコンテンツの表示最適化にとどまらず、コンテンツの調整・生成やパーソナライズといった、顧客向けの情報発信における提供価値・機能の拡大も検討していきます。2031年竣工予定のNTT日比谷タワーをはじめとする街づくりにおいても、空間演出、回遊促進、行動レコメンドなど、街づくり全体の価値向上に繋がる幅広いAI活用を推進していく方針です。
まとめ
AIコンステレーション(R)を活用したビル運営管理の実証実験は、イベント企画案の検討における業務時間の大幅な削減と企画品質の向上、サイネージコンテンツ表示による利用者の注視回数増加と行動変容促進に貢献しました。今後、この技術を実用化し、ビル運営管理や街づくりにおけるAI活用のさらなる展開が期待されます。
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