世界9カ国16大学が参加する国際投資大会「World Investment Competition」が、運営メンバーの世代交代による資金難で存続の危機に直面しています。未来の金融エリートを育むこの貴重な学びの場を維持するため、現在クラウドファンディングで支援が募られています。

大会の概要と評価基準

世界の名門大学が競い合う学生主催の国際投資大会「World Investment Competition(WIC)」が開催されています。本大会には、UCLA(アメリカ)やトロント大学(カナダ)を含む世界9カ国16大学が参加しており、各大学の代表チームが300万ドル(約4.5億円)のデモ資金を元手に、約3ヶ月間、実際の市場で運用パフォーマンスを競い合います。この大会は「投資のオリンピック」とも称されています。

表彰式の様子

WICの評価基準は、単なる運用パフォーマンスだけでなく、投資レポートの提出が義務付けられている点が特徴です。銘柄選定の理由やリスク管理の方法など、運用に至るまでの思考プロセス全体が評価され、未来の金融プロフェッショナルを育成する上で実践的かつ価値のある学びの場を提供しています。

運営資金の課題と支援の呼びかけ

この素晴らしい取り組みは現在、運営資金の不足という大きな壁に直面しています。第1回大会を成功させた上級生が卒業し、現在の運営メンバーが大学1・2年生中心となったことで、企業とのネットワーク構築や協賛金集めに苦戦しています。大会規模の拡大も相まって、このままでは大会の存続自体が危ぶまれる状況です。

会議の様子

この貴重な学びの場を資金難で失うことのないよう、運営チームは現在クラウドファンディングで支援を募っています。「世界中の学生が真剣に競い合う『投資のオリンピック』を創りたい」という彼らの熱意に対し、未来への投資として応援が呼びかけられています。

World Investment Competition 2025 大会概要

World Investment Competition 2025(WIC2025)の詳細は以下の通りです。

  • 名称: World Investment Competition 2025(WIC2025)
  • 期間: 2025年12月15日〜2026年3月13日
  • 参加: 世界9ヵ国16大学
  • 運用資金: 1チームあたり300万ドル(デモ資金)
  • 取引対象: 米国株式、ETF、オプションなど
  • 評価基準: 運用パフォーマンスに加え、月次・最終レポートの内容も評価
  • 公式サイト: https://www.jpsi-official.jp/