トヨタ自動車と旭松食品が連携し、高オレイン酸大豆を使用した新世代の高野豆腐製品を開発しました。これにより、製品の賞味期限が従来の約6ヶ月から1年間に延長され、フードロス削減への貢献が期待されています。2026年3月より順次発売が開始される予定です。

トヨタ自動車の食への挑戦「HAPPY AGRI®」

トヨタ自動車は、自動車生産で培った技術とノウハウを農業に応用し、持続可能な農業の発展を目指す「HAPPY AGRI®(ハッピーアグリ)」という取り組みを推進しています。その一環として「国産大豆応援プロジェクト」を展開し、佐賀大学・九州大学と共同で「高オレイン酸大豆」の開発を進めてきました。この大豆は、日本の食料自給率向上とフードロス削減への貢献を目指しています。

トヨタ自動車 HAPPY AGRI®の詳細はこちらからご覧いただけます

HAPPY AGRIと旭松食品株式会社のコラボレーションを示すロゴ。

高オレイン酸大豆がもたらす革新

従来の高野豆腐は、一般的な大豆に多く含まれるリノール酸の特性上、脂質の酸化が進みやすく、賞味期限が約6ヶ月とされていました。しかし、今回開発された「高オレイン酸大豆」は、酸化しにくいオレイン酸を豊富に含んでいます。この特性により、新製品は特別な包材や脱酸素剤を使用することなく、賞味期限を従来の2倍にあたる1年間へと延長することに成功しました。

大豆と高野豆腐の成分に関するグラフ。大豆の脂肪酸組成の比較と、高野豆腐の成分比率が示されている。

この賞味期限の延長は、家庭での買い置きや業務用でのストック管理を容易にし、食品廃棄(フードロス)の削減に大きく貢献することが期待されます。旭松食品はこれまでも米国産高オレイン酸大豆を使用した製品を展開していましたが、今回の協業により国産大豆を活用した新たな価値創造に取り組みます。

高オレイン酸大豆の特性を示すグラフとテキスト。グラフは、高オレイン酸大豆と通常の大豆の過酸化物価の推移を示し、高オレイン酸大豆の方が酸化しにくいことを示している。テキストは、高オレイン酸大豆ができたてのおいしさをキープし、賞味期間が6ヶ月から12ヶ月に延長されることを強調している。

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新商品ラインナップ

2026年3月より順次発売される高オレイン酸大豆使用の新商品は、以下の通りです。

1. 業務用 500g 高野豆腐

あさひ豆腐の商品パッケージ。国産大豆使用、高オレイン酸、レジスタントたんぱく質を特徴とし、高野豆腐が500g入っている。

大容量の業務用高野豆腐で、長期保存が可能になったことで給食や外食産業での食材管理が向上します。酸化しにくく風味の劣化が少ないため、常に品質を保てます。高たんぱく質であるため、栄養バランスの強化にも適しています。

2. 粉豆腐 160g

大豆製品の粉豆腐のパッケージ。高オレイン酸の国産大豆を使用しており、製菓・製パンに使いやすいパウダータイプである。

パウダータイプで、製菓・製パンなど幅広い用途に活用できます。高オレイン酸大豆由来のまろやかでクセのない風味は、素材の味を邪魔しません。洋生菓子の衛生規範である過酸化物価(POV)30以下を満たしており、グルテンフリー素材としても利用可能です。

3. 小さな新あさひ豆腐 粉末調味料付

アサヒ豆腐のパッケージ。オレンジ色を基調とし、商品名や内容量が表示されている。

家庭で手軽に高野豆腐を楽しめる粉末調味料付きの商品です。高オレイン酸大豆の使用により、ふんわりとしたやわらかな食感が実現されています。添付の粉末調味料で、時短かつ簡単に本格的な味わいを再現できます。

4. なめらかおからパウダー 120g

おからのパウダーのパッケージ。国産大豆を使用し、食物繊維が豊富に含まれていることが強調されている。サラダやヨーグルトなどに混ぜて使用できる。

食物繊維が豊富で、料理のかさ増しや糖質調整に役立つおからパウダーです。高オレイン酸大豆を使用しているため、一般のおからに比べて香りが優しく、豆臭さが少ない点が特徴です。水分吸収力が高く、サラダやヨーグルトなど様々な料理に手軽に加えて摂取できます。

購入情報と今後の期待

今回ご紹介した新商品は、2026年3月より順次発売される予定です。具体的な購入方法や販売店舗については、旭松食品の公式サイトや各スーパーマーケットの情報を確認してください。

トヨタ自動車と旭松食品の協業は、国産大豆の消費拡大、フードロス削減、そして私たちの食卓の多様化という、複数の社会課題解決に貢献する可能性を秘めています。自動車メーカーの技術と食品メーカーの知見が融合することで、今後の新たな展開にも注目が集まります。