カー用品ブランドMAXWINは、ハイエンドデジタルミラーのMDR-PRO1後継モデルとして、新世代デジタルミラー『MDR-PRO2』を発表しました。本製品は、純正品をはるかに超える鮮明な映像と多機能を両立し、後方視界の改善やドライブレコーダー機能の一体化を求めるドライバーの要望に応えることを目指しています。

製品デザインと取り付け

MDR-PRO2は、その洗練されたデザインが特徴です。一般的なデジタルミラーが既存のミラーに被せるタイプであるのに対し、MDR-PRO2は「純正ミラー交換タイプ」を採用しています。これにより、取り付け後の「後付け感」がほとんどなく、車両に元から備わっていたかのような一体感を実現しました。ミラーをステーごと交換するため、走行中の振動が抑えられる点もメリットです。

9.6インチの逆台形モニターは、ミラー幅約25cmと純正ミラーとほぼ変わらないサイズ感です。また、「フロントカメラ分離式」であるため、自動ブレーキセンサーなどが搭載された車両でも、カメラがセンサーに映り込む心配がありません。ドライバーの視界を邪魔せず、最大限に活用するための工夫が凝らされています。

車の純正ミラー交換タイプの製品の画像です。フロントカメラ分離式で、9.6インチの逆台形モニターが搭載されています。スタイリッシュな外観で、純正ミラーとの交換にも違和感がないと記載されています。

映像性能の強化

デジタルミラーの核となる映像性能において、MDR-PRO2は高い水準を実現しています。

  • 最高輝度2250カンデラの超鮮明ディスプレイ
    モニターの最大輝度は2250cd/平方メートルです。これはメーカー純正車載液晶と同レベルの明るさであり、日中の強い日差しの中でも映り込みが少なく、後方視界をクリアに映し出すことが可能です。

  • 60fpsリアカメラによる滑らかな後方映像
    MDR-PRO2のリアカメラは60fpsを実現しており、1秒間に60枚の静止画を撮影します。これにより、肉眼で見ているかのような滑らかさで後方の動きを捉えることができ、車線変更時や高速道路での追い越しなど、刻々と変化する状況を正確に把握する上で利点となります。

車のリアカメラの性能を示す画像です。60fpsの映像出力が可能で、従来の製品よりも滑らかな後方映像を実現しています。また、液晶の輝度が高く、ミラー画面の反射を軽減し、メーカー純正の車載液晶と同レベルの明るさを実現しています。

  • HDR機能による白飛び・黒つぶれ低減
    トンネルの出入り口や逆光時など、明暗差の激しい場所で発生しやすい映像の白飛びや黒つぶれを、HDR(ハイダイナミックレンジ)機能が自動的に補正し、視認性の高いクリアな映像を提供します。

  • 感光センサー搭載による明るさ自動調整
    感光センサーが搭載されており、周囲の明るさに応じてモニターの輝度を自動的に調整します。これにより、トンネル内や夜間など、状況に応じた手動調整の手間を省き、常に最適な視界を保つことが可能です。

デジタルルームミラーの製品紹介画像。明るさ自動調整機能、感光センサー、眩しすぎて見えにくい現象を防ぐといった特徴が示されている。

  • 細やかなズーム/アングル調整機能
    ドライバー一人ひとりの体格や運転姿勢、好みに合わせて、表示エリアの拡大/縮小(ズーム)に加え、上下・左右・傾きといったアングル調整が可能です。これにより、細かく視界をカスタマイズし、安全運転に貢献します。

車のバックミラーに表示される映像のズームと角度調整機能を紹介する画像です。ズーム調整、上下アングル調整、左右アングル調整、傾き調整が可能であることが示されています。

先進の防眩システム

夜間の後続車のヘッドライトの眩しさ対策として、MDR-PRO2は以下の機能を搭載しています。

  • 鏡面自動防眩機能
    本体ミラーに自動防眩機能が搭載されており、夜間やトンネルなどで後続車のヘッドランプの眩しさを検知すると、自動的に鏡面の反射率を下げて眩しさを軽減します。

バックミラーの眩しさ軽減機能を紹介する画像。夜間など後続車のヘッドライトが眩しい場合に、自動的に鏡面の反射率を下げて眩しさを軽減する機能を示しています。

  • 純正サイドミラー自動防眩対応
    一部の純正サイドミラー自動防眩機能付き車両(レクサスRX/NX/UX/ES/LC、マツダCX-60/CX-30/MX-30/MAZDA3など)では、ルームミラーの輝度調整と連動してサイドミラーの防眩機能も動作します。これにより、夜間走行の快適性と安全性が向上します。

車の純正サイドミラーの自動防眩機能に対応した製品の紹介画像です。対応車種としてレクサスとマツダが挙げられています。

高性能ドライブレコーダー機能

MDR-PRO2は、デジタルミラー機能に加え、高性能なドライブレコーダーとしても機能します。

  • 前後同時フルHD録画
    フロント・リアともに1920×1080pixelのフルHD映像で鮮明に記録します。万が一の事故やトラブル時も、前方も後方も状況をしっかりと捉えることが可能です。

ドライブレコーダーの広告画像。前後同時フルHD録画が可能で、フロントカメラとリアカメラの映像が示されています。

  • 駐車監視録画とLED信号対応
    駐車中に車両への衝撃を検知すると自動的に録画を開始する駐車監視機能を搭載しており、いたずらや当て逃げ対策に効果的です。また、日本のLED信号機に対応処理が施されており、LED信号機の無点灯記録を防ぎ、必要な記録が残ります。

  • 電波干渉対策済みの車内環境
    地デジやナビのGPS受信への影響を考慮し、基盤部からリアカメラ、電源ケーブルに至るまで徹底したノイズ対策が施されています。EMCテスト(電磁波による誤動作を確認するテスト)も実施済みであり、電波干渉のリスクを低減し、快適な車内環境を保ちます。

電波干渉対策済みの製品に関する説明画像。地デジやナビへの影響を考慮し、基盤部やリアカメラ、電源ケーブルなどにノイズ対策を施している。EMCテストを実施し、電磁波による誤動作がないか確認している。

  • 車内/車外取り付け変更可能なリアカメラ
    リアカメラはIP67の防水防塵性能を備え、カメラカバーを付け替えることで車内にも車外にも取り付けが可能です。セダンからミニバン、ワンボックスまで、様々な車種に対応します。

車内/車外変更可能なリアカメラの製品紹介画像。リアカメラはIP67防水対応で、カメラカバーを付け替えることで車内/車外設置の両方に対応。車内設置では角度20~55°のリアガラスに対応し、角度別ブラケット3種類付属で映り込みを防止。車外設置ではナンバープレート上部に取付可能。ミニバン・ワンボックスで車内リアカメラを設置したい場合は、別売りの車内リアカメラカバーもおすすめ。リアガラスが垂直に近い車両にも対応。

  • ワンタッチ切り替えのデジタルルームミラー機能
    レバー操作一つでデジタル映像と通常の光学ミラーをワンタッチで切り替えられます。荷物満載で後方視界が悪い時や夜間の眩しさ対策としてデジタルミラーを使用し、普段使いやバッテリー節約時には光学ミラーに切り替えるなど、実用的な使い分けが可能です。

デジタルルームミラーの機能を紹介する画像。リアカメラ映像を常に表示し、後方の状況をクリアな画像で確認できること、荷物や車体による後方の死角を減らすこと、ボタン操作で光学ミラーに切り替えられることが示されている。

MDR-PRO2の主なスペック

MDR-PRO2の主要なスペックは以下の通りです。

項目 詳細
モニター 9.6インチ (1920×384 pixels)
輝度 MAX 2250cd/平方メートル
フロントカメラ解像度 1080P @27.5fps(画角:H110°、V55°)
リアカメラ解像度 1080P @60fps(画角:H70°、V38°)
画像補正 HDR機能搭載
リアカメラ防水 IP67対応
衝撃センサー Gセンサー
録画モード ループ録画(1分/3分/5分)、常時/イベント/駐車監視/マニュアル録画
ファイル形式 .ts(録画)、.jpg(静止画)
記録媒体 microSDカード 64GB Class10 同梱
電源入力 DC 12V
動作温度 -30℃〜80℃
保存温度 -40℃〜85℃

64GBのmicroSDカードが標準で付属しており、購入後すぐに使用できる点も考慮されています。

ドライブレコーダーの付属品一式を写した画像。本体、背面カバー、マウントステー、ケーブルカバー、フロントカメラ、リアカメラ、電源ケーブル、リアカメラ中継ケーブル、ケーブル接続コネクタ、カメラ設置型紙、角度調整ブラケット、車外設置用カメラカバー、リアカメラ固定具、ケーブル保護スポンジ、両面テープ、タイラップ、電波干渉軽減シート、取扱説明書が含まれています。

購入方法と関連情報

MDR-PRO2は、主要なオンラインストアおよびMAXWINの公式サイトから購入が可能です。

価格については、各販売ページにてご確認ください。MAXWINは長年カー用品を手掛けてきたブランドであり、品質面でも信頼できるメーカーです。