スマートフォンが手放せない現代において、モバイルバッテリーは生活に不可欠な存在です。しかし、利便性の裏で、長年の使用による劣化や予期せぬ衝撃が原因で起こる発火や爆発の懸念がありました。株式会社EPが展開するブランドSplineTYOより、「リン酸鉄モバイルバッテリー 5000mAh STB-500A」が2025年11月25日に販売開始されます。本製品は、モバイルバッテリーにまつわる懸念を根本から覆すものとして発表されました。

リン酸鉄バッテリーの安全性
本製品に搭載されているリン酸鉄リチウムイオン電池(LiFePO4)は、一般的なモバイルバッテリーに使われるリチウムイオン電池とは異なり、電気自動車(EV)にも採用されているものです。その安全性は以下の3つの点に特徴があります。
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熱暴走を抑制する高い耐熱性
一般的なリチウムイオン電池の正極材が、高温で結晶構造を崩壊させ始める温度と比べ、リン酸鉄リチウムイオン電池の熱分解開始温度は非常に高いとされています。これにより、異常な発熱が起きた際にも、発火や爆発に至る「熱暴走」のリスクが大幅に低減されます。 -
燃焼を加速させない「酸素不放出」構造
一般的なリチウムイオン電池は、高温で分解する際に燃焼を加速させる酸素ガスを内部から放出することがあります。リン酸鉄リチウムイオン電池の結晶構造は、熱分解時に酸素を放出しません。これにより、万が一の事態が起きても、セル内部での燃焼や引火が断ち切られ、延焼や爆発のリスクが最小限に抑えられます。 -
環境と人体への配慮
構成材料には、人体や環境への負荷が少ない物質が使用されています。万が一破損したり、廃棄する際にも有毒ガスの発生が抑制されるため、環境安全性の面でも優れた特性を持っています。
長寿命と経済性
リン酸鉄モバイルバッテリーは、高い安全性に加え、長寿命も実現しています。一般的にモバイルバッテリーの充放電サイクル(バッテリーを使い切り、満充電するまでの回数)が約300~500回であるのに対し、本製品「STB-500A」は約1,000回の充放電サイクルに対応しており、従来の約2倍の耐久性があります。

買い替え頻度が低減されるため、長期的に見て経済的であると言えます。
環境への配慮
株式会社EPは「一般社団法人JBRC」に加盟しており、本製品も回収対象商品に登録されています。使用後は全国の協力店や協力自治体で無料で回収されるため、環境負荷を気にせず利用できます。ご不要になった際は、お近くの家電量販店やリサイクル協力店にある「リサイクルBOX」へ持ち込みが可能です。
製品概要
本製品の詳細は以下の通りです。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 商品名 | リン酸鉄モバイルバッテリー 5000mAh |
| 品番 | STB-500A |
| 発売日 | 2025年11月25日 |
| 価格 | オープン価格 |
| 内容 | 本体、USB-TypeA/Cケーブル(30cm)、取扱説明書兼保証書 |
| サイズ | 約 幅67mm×奥行108.5mm×高さ15mm |
| 重量 | 約121g |
| カラー | Black |

株式会社EPとSplineTYOについて
本製品を開発・販売する株式会社EPは、家電や日用雑貨のオリジナル商品開発・製造を手がける企業です。同社が展開するブランド「SplineTYO」は、ユーザーのニーズに応える製品を提供しています。
詳細については、株式会社EPの公式サイトをご覧ください。
