広東アニメーションとトレンディ・トイの「新次元展」秋葉原で開催
広東アニメーションとトレンディ・トイの「新次元展」秋葉原で開催

中国南部の広東省は、日本のポップ・カルチャーの中心地であるベルサール秋葉原にて「広東アニメーションとトレンディ・トイの新次元展(New Dimensions of Guangdong Animation and Trendy Toys Exhibition)」を開催し、同省の活気あるアニメーションとトレンディな玩具文化を東京に届けました。2025年日中韓文化交流年(2025 China-Japan-ROK Year of Cultural Exchange)を記念した本イベントには、両国のクリエイティブ産業関係者、学生、ファンなど1万人以上が来場しました。

広東省はアニメーションに長い歴史を持ちます。Te Wei、Zhan Tong、Dai Tielang、Ma Kexuanといった巨匠たちが中国水墨アニメーションを世界に知らしめ、日本の宮崎駿や手塚治虫といった伝説的なクリエイターに影響を与えました。1981年、Te Weiの「中国水墨アニメーション展(Chinese Ink-Wash Animation Exhibition)」が日本の京都で開催され、大きな反響を呼びました。40年後の今、広東のクリエイターたちが再び日本を訪れ、伝統的な水墨芸術の精神を受け継ぎつつ、日中の長きにわたる協力を称える現代アニメーションとトレンディ・トイを披露しました。

広東から東京へ、アニメーションとトレンディ・トイは単なる娯楽ではなく、文化の架け橋としての役割を果たしています。

会場は日本のポップカルチャーの聖地・ベルサール秋葉原。展示面積は約500平方メートルに及び、広州・深圳・東莞・汕頭など広東省各地から集められたアニメーション作品約50点、トレンディ・トイ約100点が披露されました。展示は「起源(Origins)」「共鳴(Connections)」「響き(Resonance)」の3つのテーマに分かれ、中国水墨アニメーションの伝統をたどりつつ、日中の協働の歴史、そしてデジタル時代における新たな表現を紹介しました。
トレンディ・トイのゾーンでは、『熊出没(Boonie Bears)』『猪猪侠(GG Bond)』『喜羊羊と灰太狼(Pleasant Goat and Big Big Wolf)』といった人気キャラクターも登場。中国の“トレンディトイの都”と呼ばれる東莞市からは、国内大手60社超による50点以上の出展があり、年間生産額2,620億元を誇る産業規模をアピールしました。
また、孫悟空や哪吒(ネージャー)に扮したコスプレイヤーが登場し、来場者と交流するインタラクティブゾーンも人気を集めました。会場内では早稲田大学、武蔵野美術大学、東京藝術大学の学生らが参加した「See You in Guangdong:日中ユース創作ワークショップ」も開催され、中国風ブロックを使った共同作品づくりを通じて若者同士の創造的対話が生まれました。

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プレスリリース提供元:@Press