提供:ぷれにゅー​

一般社団法人Team HOPEが、日本全国の自主賛同病院ネットワークから集めたサンプルデータを基に、犬猫の死亡原因に関する大規模調査の結果を発表しました。

調査の概要

Team HOPEは、全国の賛同病院から収集した約1,500例(犬:990例、猫:486例)のサンプルをもとに、「動物病院における犬猫の死亡原因調査」というテーマでデータ解析を行いました。その結果、犬と猫の寿命が延びるにつれて、その死亡原因にも変化がみられることが確認され、予防医療の重要性が改めて明らかとなりました。詳細な調査結果は、[Team HOPEのウェブサイト](http://teamhope-f.jp/)で閲覧可能です。

調査の重要なポイント

調査結果から引き出された主なポイントには、以下のようなものがあります。犬の死亡原因で最も多かったのは循環器系疾患、次いで新生物、腎尿路泌尿器系疾患でした。一方で、猫の最も多い死亡原因は腎尿路泌尿器系疾患で、新生物、循環器系疾患がそれに続きます。品種によっても死亡年齢と死亡原因に違いが見られ、例えば、チワワの死亡年齢の中央値は14歳で、死亡原因の第1位は循環器系疾患でした。また、ゴールデンレトリーバーの死亡年齢の中央値は10歳で、死亡原因の第1位は新生物となっています。

調査もとでのコメント

Team HOPEの代表である上條圭司は、「予防医療による早期発見と早期治療が犬や猫の寿命延伸に寄与していると考えます。この調査を通じて、犬や猫の健康状態の把握とその改善に役立つ情報を提供し続けていくことが、我々Team HOPEの大きな使命です」と語っています。

今後の取り組み

Team HOPEは、「ペットの健康診断の日」に定められた10月13日をはじめとして、全国の動物病院で健康診断キャンペーンを実施するなど、今後も犬猫の健康管理の普及啓発活動を展開していく予定です。[健康診断キャンペーンの詳細](https://teamhope-f.jp/1013.html)は特設サイトでご確認いただけます。