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「土曜夜市」で上演する紙芝居「布施モノガタリ」
「土曜夜市」で上演する紙芝居「布施モノガタリ」

近畿大学総合社会学部(大阪府東大阪市)総合社会学科社会・マスメディア系専攻教授 村松秀ゼミは、大阪有数の規模の商店街として知られる布施商店街連絡会(大阪府東大阪市、会長:加茂守一)と協力し、歴史ある商店街で営まれていたかつての暮らしや出来事・文化について地域住民から聞き取り、河内弁ののぼり旗にするプロジェクトを実施しています。今回、その内容を「布施モノガタリ」と題した紙芝居にして、令和7年(2025年)8月23日(土)に商店街で開かれる「土曜夜市」で上演します。
【本件のポイント】
●近畿大学総合社会学部の村松ゼミが、布施商店街の振興のため、地域住民に取材した布施の歴史を「布施モノガタリ」という紙芝居にして上演
●布施商店街の「土曜夜市」に参加し、街の歴史や文化を子どもたちに語りかけ、地域活性化に貢献
●学生が布施商店街の方々から直接学び、プロジェクトを実現させる実学教育の取り組み
【本件の内容】
近畿大学総合社会学部の村松ゼミは、”人々の心を動かし豊かにしていく「コトづくり」プロデュース”を研究テーマとして掲げています。その一環として、大阪府内でも有数の規模を誇り、約400店舗が連なる布施商店街を盛り上げるため、布施の歴史を物語るたくさんの「のぼり旗」をなびかせるプロジェクト「布施ガタリ」に取り組んできました。
歴史ある布施の商店街でゼミ生が地域住民に取材を進めると、かつての布施駅は名称が違い踏切があったこと、商店街にはたくさんの映画館があり賑わっていたこと、お祭りの際には真夏に雪山を作ってペンギンを連れてこようとしたことなど、とても賑やかであったことがわかりました。そのような、今は知らない人も多い布施の歴史を河内弁の文章で「布施ガタリ」として抽出し、それらを記した「のぼり旗」約80本を制作しました。令和6年(2024年)9月から12月のおよそ3カ月間、商店街にのぼり旗80本を掲出して、布施に「古くて新しい言葉の風景」を生み出し、商店街の活性化に貢献しました。
今回はそれをさらに発展させ、布施商店街の夏を彩る「土曜夜市」で「布施モノガタリ」と題した紙芝居を上演します。紙芝居は、布施ガタリとして聞き取ったさまざまな商店街の歴史の中から、特に印象に残るエピソードを選び出し、「街に長年住んできたおばあちゃんが、かつての布施の出来事について孫に語りかけ、意外な話の連続に孫が驚き続ける」というユーモラスで温かなストーリーに仕立てました。「土曜夜市」に集まるたくさんの子どもたちに向けて、布施の豊かな歴史を、ゼミ生たちが紙芝居を通じて語りかけます。
上演場所には昨年制作した「布施ガタリ」ののぼり旗の一部を掲出するほか、参加してくれた子どもたちに、紙芝居の中で登場するエピソードを記した「布施ガタリ」のカードをプレゼントする予定です。
【実施概要】
日時  :令和7年(2025年)8月23日(土)18:00~21:00
     ※18:00から30分おきに、計6回上演予定
場所  :布施商店街内「街の駅クレアホール・ふせ」前
     (大阪府東大阪市足代北2-1-13、近鉄大阪線・奈良線「布施駅」西北口から徒歩約3分)
出演予定:近畿大学総合社会学部 村松秀ゼミ4年生 2名
対象  :一般の方(参加無料、事前予約不要)
ホームページ:「布施ガタリ」プロジェクトWEBサイト https://fusegatari.studio.site/
【参加学生のコメント】
総合社会学部総合社会学科 社会・マスメディア系専攻4年 新井茉優さん
約1年前、布施商店街の皆様が、昔の布施を色鮮やかに想像させる「布施ガタリ」のエピソードをいくつも語ってくださいました。私たちが取材時に感じた、当時の布施のワクワクやびっくりを、より多くの子どもたちに体感していただけるよう、情景が浮かびやすい5つのエピソードをもとに紙芝居「布施モノガタリ」を制作しました。
当日は、紙芝居を観た経験をカタチにして残せる「布施ガタリカード」を配布します。カードでは紙芝居で紹介したエピソードをより詳しく解説しており、「布施ガタリ」で制作した旗をもとに昭和レトロ感あふれるデザインに仕上げました。紙芝居を観てくださる方々にとって、布施の魅力を再び見つけ、これからの布施に想いを巡らせるひとときになれば幸いです。1年以上にわたり、私どもの活動にご協力いただいた布施商店街の皆様に、心から感謝いたします。
【布施商店街連絡会 会長 加茂守一氏のコメント】
昨年、近大・村松ゼミの皆さんが制作し街にのぼり旗を掲げたプロジェクト「布施ガタリ」は、布施商店街に来てくださる方々にも商店街の面々にも大変好評でした。何よりも、若い学生たちが私たちの商店街の豊かな歴史や文化にスポットライトを当ててくれたことを大変嬉しく思っています。
今年はそれをさらに発展させて、紙芝居にしてくれるとのこと、「土曜夜市」に遊びに来てくれるたくさんの子どもたちもワクワクしながら観てくれることと思います。若い学生さんたちのパワーに、大いに期待しています。紙芝居を通じて布施をどう活気づけてくれるか、商店街一同、とても楽しみにしています。
【関連リンク】
総合社会学部 総合社会学科 社会・マスメディア系専攻 教授 村松秀(ムラマツシュウ)
https://www.kindai.ac.jp/meikan/2784-muramatsu-shu.html
総合社会学部
https://www.kindai.ac.jp/sociology/

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