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NIQ/GfK Japanは、2025年1月〜6月上半期の動画配信サービス、Amazon Prime Video、Disney+、Hulu、Netflix、U-Nextおよびアニメ専門動画配信サービスdアニメストアの計6社における作品ページ訪問者数ランキングTop10を発表した。
【概要】
・ 動画配信サービス5社*の訪問者数Top10の総数のうち52%をTVアニメ作品が占める
・ 動画配信サービス5社*の訪問者数Top10の総数のうち15%をオリジナル作品が占める
*アニメ専門動画配信サービス「dアニメストア」を除く
【動画配信サービスごとの傾向】
・Amazon Prime Video:TVアニメ作品が上位を占める。また、特徴として井上尚弥選手や那須川天心選手が出場したボクシングの試合、MLB東京シリーズのライブ配信といったスポーツ作品が上位にランクインしている。
・Disney+:「ガンニバル」、「SHOGUN 将軍」といった同社のオリジナル作品や、ウォルト・ディズニー社傘下のTVドラマや映画作品がランクイン。マーベルやスターウォーズといったコアファンが多い作品が上位を占める。
・Hulu:主要株主である日本テレビ系列で放送していた「薬屋のひとりごと」、「ホットスポット」などのTVアニメや邦ドラマが上位を占める。
・Netflix:「新幹線大爆破」、「イカゲーム」、「地面師たち」といった同社のオリジナル作品が上位を占め、バラエティ番組、音楽ライブでの独占配信作品もランクインしている。
・U-Next:TVアニメと邦ドラマが多数ランクイン。特に邦ドラマは、「半沢直樹(2013)」、「クジャクのダンス、誰が見た?」といったTBS系の作品が多くを占める。
・dアニメストア:アニメ専門の動画配信サービス。ライトノベルを原作とする作品が上位を占めており、アニメのジャンルとして異世界転生作品の人気が伺える。
【まとめ】
アニメ専門動画配信サービス「dアニメストア」を除いた、動画配信サービス5社における2025年1月〜6月上半期の作品ページ訪問者数ランキングTop10は、Amazon Prime VideoおよびHuluで1位となった「薬屋のひとりごと」をはじめ、5社中4社の上位にTVアニメ作品が多くランクインしていることから、TVアニメの人気の高さが伺える結果となった。
また、興味を持たれた作品についてユーザーが訪問した作品ページの動向により、オリジナル、独占配信、スポーツのライブ配信など動画配信サービスごとの特徴が表れたといえる。
【NIQ/GfK Japan Entertainment について】
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