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株式会社ベクトロジー(本社:神奈川県横浜市、代表取締役社長:篠田 義一)は、この度、日立建機株式会社(本社:東京都台東区/以下、日立建機)の研究開発施設「かすみがうらValue Creation Hub/以下、かすみがうらVCH)」(茨城県かすみがうら市)において180°リアルタイム4Kパノラマカメラ「Accuvision(R)」を用いた物体検知システムの実証を開始したことをお知らせします。
本実証に先立ち、2025年6月18日(水)から21日(土)に幕張メッセで開催された「第7回国際建設・測量展(CSPI-EXPO2025)」では、日立建機のリアルタイムデジタルツイン基盤のデモンストレーションの一環として、かすみがうらVCHからAccuvision(R)を用いた物体検知システムの映像を会場にリアルタイム配信しました。
かすみがうらVCHからの映像
■本実証について
日立建機のリアルタイムデジタルツイン基盤は、建設機械の位置・稼働情報、作業員の位置・生体情報、周囲の3次元地形情報など、多種多様な情報をリアルタイムに収集、分析、蓄積、共有する、デジタルツインのための高速IoTプラットフォームです。本実証は、日立建機がかすみがうらVCHに構築したリアルタイムデジタルツイン基盤にAccuvision(R)を接続し、土木・建設現場のDX実現に向けた適用可能性、価値仮説の実証を行うものです。Accuvision(R)のリアルタイム性、広い視野角、物体検知機能を活用し、リモート環境からのリアルタイム映像監視や、作業者の位置情報取得など、デジタルツインの高度化を目指します。
■Accuvision(R)について
Accuvision(R)は、魚眼レンズを用いて180°の広視野角な4K高精細映像を取得し、リアルタイムで歪みのないパノラマ映像に変換できる装置です。魚眼レンズの特性である広い視野角と短い焦点距離、そして高解像度映像のリアルタイムパノラマ変換技術により、AI画像認識技術と組み合わせることで物体検知を可能にします。
この特長から、外観検査、遠隔制御、モビリティ(自動運転支援など)、監視、映像配信など、幅広い分野での活用が期待されています。
■主なユーザーメリット
・1台のカメラで広視野角をカバーし、死角を低減
・被写界深度が短いため、狭小な場所での設置や利用にも対応可能
・4K高解像度映像により、目視以上の詳細な視覚情報を取得
・遠隔地からリアルタイムでの精密な操作を実現
・AI画像認識技術と連携し、物体検知が可能
・モビリティ分野における自律走行の実現に貢献
・スポーツ中継などにおいて、これまでにない新しい視点を提供
・汎用的なカメラ・レンズを使用することで、導入コストを抑制
■主な仕様(カメラ除く本体のみ)
・筐体寸法:高さ44mm × 幅210mm × 奥行252mm
・電源 :外部ACアダプター(12V5A品使用、実消費電力 約30W)
・動作温度:0℃~60℃
■かすみがうらValue Creation Hub(バリュー クリエーション ハブ)概要
所有 :日立建機株式会社
所在地 :茨城県かすみがうら市牛渡2873番地
敷地面積 :18,589m2
主な機能・設備 機能:研究開発、オープンイノベーションの場
設備 :高速データ通信設備、
建物(オフィス、作業室、コラボレーションスペース)、
建設機械のテストフィールド
■株式会社ベクトロジーについて
本社 : 〒222-0033 神奈川県横浜市港北区新横浜2-14-17
新横浜第一ビルディング
代表者 : 代表取締役社長 篠田 義一
創業 : 2008年12月
設立 : 2016年1月
資本金 : 999万円
コーポレートサイト: https://www.vectology.co.jp/