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明治41年の創業以来、自社一貫生産での「ものづくり」にこだわり続ける老舗タオルメーカーのおぼろタオル株式會社(所在地:三重県津市上浜町、代表取締役:加藤 勘次)は、100年の伝統と革新の技術から生まれた唯一無二のタオル「朧染(おぼろぞめ)着物文様/おもてなしタオル」の販売を開始しました。
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「朧染着物文様/おもてなしタオル」の商品イメージ

■「おもてなしタオル」の開発背景
近年、訪日外国人の増加に伴いあらためて日本の伝統文化や伝統技術が海外で高い評価を得ていることを実感するようになりました。
そういった中で来年、発売から100年目を迎える「おぼろガーゼタオル」の織技術とおぼろタオルの原点でもある朧染の染め技術で日本の伝統美を表現することで、外国の方に限らず日本人にもあらためて日本の持つ伝統や技術の素晴らしさを体験していただきたい。そういう想いからこのタオルを企画しました。

タオルのデザインには日本の伝統美の代表である着物のモチーフを伊勢型紙のデザインから現代風にアレンジしました。

また、タオルの染め方は今までパイル面にしか出来なかった朧染を、ガーゼ面・タオル面の両方にすることに初めて成功。これにより、100年以上の歴史がある朧染の新たな可能性が広がる技術が誕生しました。ガーゼ面は鮮やかな彩りある染め上がりに、タオル面は上品で品格のある染め上がりと、1枚で表・裏がなく2つの表現が楽しめる、今までにないタオルが出来上がりました。
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新技術によりガーゼ面ははっきりとタオル面はおぼろげに染められた「おもてなしタオル」

パッケージやタオルの畳み方にもこだわり、まるで本物の着物を着たように見えるように工夫しました。またネーミングにはギフトする方をおもてなししたいという日本人のキメ細かい精神と表・裏に柄が表現してあることで表も裏もないタオルという意味合いもある「おもてなしタオル」というネーミングにしました。

このタオルを使用することで日本の伝統文化や細部までにこだわったおぼろタオルのおもてなしの精神を感じてもらえれば幸いです。
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畳み方から見せ方まで細部にまでこだわった「おもてなしタオル」のパッケージ(表面)
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海外の方にも伝わりやすいよう英語を併記した「おもてなしタオル」のパッケージ(裏面)

■「おもてなしタオル」の特徴
「おもてなしタオル」には、百余年の歳月を重ねて磨かれた染色技術「朧染」と「おぼろガーゼタオル」の2つの伝統技術が使われています。

<朧染(おぼろぞめ)>
朧染とは、明治41年日本で初めてタオルに文様を描いた特許製法です。乾いた状態ではおぼろげで、水に濡らすと柄が鮮明に浮かび上がる様子が、朧月夜が晴れる様子に似ているためこの名がつきました。社名の由来にもなったこの技術が今回の「おもてなしタオル」では今まではタオルの片面にしか柄を染めることができなかったのが表と裏を同時に染めるという新しい技術の開発にも成功し、プリントタオルとしては珍しい柄の表・裏という概念をなくしました。
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濡れると柄が鮮明に浮かび上がる「おもてなしタオル」

<100年愛され続ける「おぼろガーゼタオル」>
おぼろガーゼタオルとは、昭和2年に日本で初めて細糸による片面ガーゼ・片面パイルの二重袋織ガーゼタオルの実用新案をおぼろタオルが取得し誕生したタオルです。芸者さんの白粉落とし用として生まれたおぼろガーゼタオルは当時「お化粧タオル」とも呼ばれて全国の花街で一世を風靡しました。
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片面がガーゼ地で片面がタオル地となっている「おもてなしタオル」

発売から来年で100年目を迎えるこの商品は100年前から根強いファンに支え続けられているおぼろタオルの代表的な商品でもあります。

■3種の柄に込められたおもてなしタオルへの想い
◎縞暦(しまごよみ)
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縞暦(しまごよみ)

「縞暦」―季節を綴る、縞の美しさ。
縞模様は、古くから“粋”や“洗練”の象徴として親しまれてきた、日本の定番柄。その語源は、南方の島々から渡来した織物を「島渡り」「島物」と呼んだことに由来すると言われています。まっすぐに並ぶ線には、潔さや凛とした美しさが宿り、江戸の町人文化では“粋”の象徴として愛されました。
「縞暦」は、そんな縞の美しさに、椿の小花をそっと重ねたデザイン。暦のように移ろう季節の気配を、一枚に込めた文様です。和の感性と現代の軽やかさが調和した、穏やかで上品な一枚です。

◎藍霞(あいがすみ)
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藍霞(あいがすみ)

「藍霞」―藍をまとった、朧の静けさ。
藍の色をやさしくにじませながら、そっと咲いた白花の朝顔。朧染めの技により生まれたその景色は、夏の朝に吹き抜ける涼風のように、凛とした気配を運びます。ガーゼ面には、すっきりとした藍の彩りと文様の清らかさを。パイル面には、霧がさすように淡く広がる染めが、静かな余韻をそっと残します。
にじみの美を追求した「朧染」だからこそ生まれる、儚くも品ある染めの世界。ふれるたびに、日本の季節と美意識が、肌を通して静かに語りかけてくれる一枚です。

◎恋衣(こいごろも)
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恋衣(こいごろも)

「恋衣」―恋心をまとう、桜色のやさしさ。
「恋衣」は、心から離れない恋心を“衣”にたとえた、古くからの美しい言葉です。万葉集にも登場するこの表現は、想いを包み込むようなやさしさと、切なさを含んだ情緒を宿しています。
桜文様をあしらった淡いピンクのタオルは、まるで春の恋をそっと纏うよう。ガーゼ面には明るく華やかな彩りを、パイル面には朧染ならではの品ある滲みを。贈り物にもふさわしい、和の感性が息づく一枚です。

【「おもてなしタオル」の概要】
商品名:朧染着物文様/おもてなしタオル
サイズ:フェイスタオル:約32cm×90cm
価格 :1,100円(税込)
柄 :縞暦(しまごよみ)、藍霞(あいがすみ)、恋衣(こいごろも)(全3種)
素材 :綿 100%/片面ガーゼ・片面パイル

※エコテックス(R)スタンダード100クラスI認証
※三重ブランド認定品

<公式オンラインストア>
https://oboro-towel.jp/SHOP/obr00093.html

■主な展開先
全国の雑貨屋、専門店、呉服屋、百貨店他、全国のお土産店や各種通販など。公式オンラインストアや工場直営店舗でも販売中。台湾やパリなど海外向けにも順次販売予定。

【メーカー概要】
おぼろタオルは1908(明治41)年、三重県津市に誕生しました。創業者が日本画家であったこともあり、従来あった無地で味気ないタオルに模様を描くことを考えました。それが、横糸にだけ色を染める「朧染(おぼろぞめ)」という技術です。この技術によって染められた朧染タオルは、吸水性の高さと絞りやすさから、入浴時の「洗う」「拭く」などの機能性を兼ね備えていると人気を集め、社名の由来にもなっています。さらに1927(昭和2)年には、日本初の細糸による「二重袋織りガーゼタオル」の量産化に成功。
次々と新しい商品を開発し、おぼろタオルでは現在もそのパイオニア精神を受け継ぎ、独創的な特許を複数取得するほか、「おぼろ百年の極」「専用タオルシリーズ」「おぼろオールインワン」「スマートタオル」「素肌が微笑む」「サステなタオル」「やさしいオーガニック」など常に人に寄り添いながら永く愛される商品作りを続けています。

会社名 : おぼろタオル株式會社
代表者 : 代表取締役:加藤 勘次
所在地 : 〒514-0008 三重県津市上浜町3丁目155番地
事業内容: タオル製造販売
URL : https://www.oboro-towel.co.jp/

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