株式会社Co-Labo AI、生成AI導入は"チャット止まり"―AI博覧会 Fukuoka 2026の当社ブースに寄せられた相談を分析、約4割が図面・帳票・見積など紙と手作業の業務に課題

提供:@Press


株式会社Co-Labo AIは、AI博覧会 Fukuoka 2026(2026年9月30日・10月1日、博多国際展示場&カンファレンスセンター)にゴールドスポンサーとして出展しました。
会期中、当社ブースでは約400社の方と対話しました。具体的にお寄せいただいた相談内容を分析したところ、生成AIのチャット活用が広がる一方で、その先の「現場業務へのAI活用」に踏み出せていないという共通の課題が見えてきました。
相談の約4割は、図面の読み取り、帳票の入力、見積の作成といった、紙と手作業が中心の業務に関するものでした。次いで多かったのは、暗黙知の継承やナレッジ活用に関する相談が約2割でした。


分析の概要


対象:AI博覧会 Fukuoka 2026の会期中、当社ブースでお寄せいただいた具体的な相談内容
方法:相談内容を当社が分類


相談内容の傾向



※割合は相談企業全体に占める比率(複数該当あり)
「紙と手作業の業務」は、図面の読み取りやチェック、帳票の入力・転記、見積・積算の作成に関する相談をひとまとめにしたものです。
帳票では、FAXや紙の注文書、電話で受けた内容を、人の手でシステムに入力している企業が目立ちました。図面では、図面から見積を作れる担当者が限られ、業務が特定の人に依存しているという相談も寄せられています。


AI導入を阻む3つの壁


ブースでの対話と相談内容から、チャットの”次”に進めない理由は3つに整理できます。


 1.汎用ツールでは、現場の業務に届かない


チャット型の生成AIを社内で使い始めた企業は増えています。ただ、その活用は調べものや文章作成にとどまり、業務の中心には入り込めていないケースが目立ちました。
汎用的なAIツールやRPAを試したものの、自社の様式や判断に合わず、期待した結果が得られなかったという相談も寄せられています。社内でRAGを試しているが精度が上がらない、自社でAIエージェントを作り始めたが手が回らない、という声もありました。
図面や帳票の様式、見積の計算ルールは会社ごとに異なるうえ、同じ社内でも現場の状況や顧客によって判断が変わります。決まったルールだけでは対応しきれないイレギュラーが多く、過去の実績から学習・予測する仕組みも含めた設計が必要になります。


2.情報が紙と人の頭の中にあり、AIに渡せる形になっていない


FAXや紙の注文書の手入力、システム間の転記、Excelへの手打ちなど、紙と人手に頼る業務が多く残っていました。10人規模で入力作業を担う企業や、営業担当者が毎日数時間をシステムへの登録に充てている企業もあります。
さらに、暗黙知の継承や社内ナレッジの活用に関する相談は約2割にのぼり、紙と手作業の業務に次いで多くなりました。ベテランに知識が集まっている、社内のファイルがばらばらに管理されている、といった声が並びます。熟練者の判断基準や散らばった情報が整理されていないことが、AI化の手前で壁になっています。


3.どの業務をAI化できるか、見極められていない


約1割の企業は「AIで何ができるか」「どの業務から始めるべきか」の整理から相談したいという段階でした。具体的な業務がある企業でも、技術的に実現できるのかという不安の声が聞かれました。AIエージェントへの関心も見られましたが、具体的な業務まで描けている企業はまだ一部です。


解決のアプローチ


Co-Labo AIは、ツールを当てはめる前に、業務そのものを分解するところから始めます。


1.業務を分解し、AIに任せる範囲と人が判断する範囲を切り分ける


現状の業務を工程ごとに書き出し、読み取り・入力・転記のようにAIに任せられる部分と、人の判断を残すべき部分を見極めます。


2.紙の情報と、人に頼った判断基準を、AIが扱える形に整える


図面や帳票、FAXといった紙の情報はデータ化します。あわせて、ベテランなど特定の担当者が経験で判断している基準を言語化します。決まったルールに加え、過去の実績から学習・予測する仕組みを組み合わせ、現場のイレギュラーにも対応できるAIを設計します。


3.1つの業務から小さく始め、効果を数字で示す


削減できる工数と費用対効果を、試算の前提とあわせて提示します。効果を確かめながら、対象業務を広げていきます。


代表取締役CEO 大塚空来



生成AIのチャットは、多くの企業に広がりました。しかし、本当に時間を取られている業務は、図面や帳票、ベテランの判断といった現場の中にあります。今回の展示会では、そうした業務をAIで変えたいという具体的なご相談を数多くいただきました。私たちは業務を一つずつ分解し、AIに任せる部分と人が判断する部分を見極めるところから伴走します。チャットの”次”の一歩を、お客様と一緒に形にしていきます。


今後の発信


今回見えた課題に対する具体的なAI活用の内容は、別途順次公開していきます。




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