クルマの意思決定に生成AIは使わない?全国361人の意識調査から見える実態

クルマとAIの使い方に関する意識調査は、生成AIの利用が拡大する一方で、クルマの購入判断や売却検討においてはAIへの依存度が依然として低い実態を明らかにしました。

クルマとAIの利用に関する調査概要

本調査は、普通自動車運転免許を保有する全国の男女を対象に、生成AIとクルマに関する生活者の距離感を分析しました。生成AIが日常ツールとして定着しつつある中でも、高額な買い物であるクルマについては慎重な姿勢が浮き彫りとなっています。

調査概要:クルマとAIの使い方に関する意識調査
調査対象:全国の普通自動車運転免許を保有する男女361人(18~69歳)
集計方法:インターネット調査(サーベロイド)
調査期間:2026年8月14日~15日

生成AIの利用状況とクルマ相談への活用

生成AIを何らかの頻度で利用している人は6割を超えますが、クルマに関することで質問や相談をしたことがある人は21.3%にとどまります。78.7%の人は「クルマのことでは使っていない」と回答しており、日常的にAIを活用する層であっても、クルマの意思決定にはAIを持ち込んでいない現状がうかがえます。

金額判断とAIへの信頼度

生成AIの助言のみで判断してよいと思える金額について、約8割(77.8%)が「金額にかかわらずAIだけでは判断しない」と回答しました。AIに任せてよいのは「情報の整理・要約」といったサポート領域までであり、「最終的な購入判断」を任せてよいと考える人は3.6%に過ぎません。また、AIが提示する中古車相場を「とても信じられる」と答えた人は1.9%と少数ですが、利用頻度が高い人ほど信頼度が上昇する傾向も確認されました。

生成AIの情報精度と今後の期待

生成AI利用者の4割超が、回答に「誤りや不確かな情報」があったと経験しており、特に「価格や相場の数字」に関する誤りが多く指摘されています。こうした背景もあり、今後クルマ選びで生成AIに期待する役割について尋ねたところ、6割が「特に期待しない」と回答しました。特定の用途に期待が集中しておらず、現状ではクルマ選びにおける明確な役割を見いだせていない人が多いことが明らかになりました。

まとめ

生成AIは情報整理ツールとして活用されているものの、クルマという重要な判断を要する場面では、依然として人が最終的な意思決定を担うという役割分担が明確になっています。