
令和7年(2025年)に開催した「第13回院生サミット」のポスター展示会場の様子
近畿大学(大阪府東大阪市)は、令和8年(2026年)8月29日(土)、「KINDAIの知を結集し複雑化する社会に挑む~知の社会実装がもたらす持続可能な社会の実現~」をテーマに、東大阪キャンパスで「近畿大学大学院 第14回院生サミット」を開催します。東大阪、奈良、おおさかメディカル、和歌山、広島、福岡の各キャンパスの大学院生が一堂に会し、研究成果を発表します。
【本件のポイント】
●近畿大学大学院の全研究科が一堂に会し、日頃の研究成果を発表
●「KINDAIの知を結集し複雑化する社会に挑む~知の社会実装がもたらす持続可能な社会の実現~」
テーマに、医療・創薬、環境・エネルギー、情報・AIなど7つの「分野横断院生シンポジウム」を開催
●今回初の試みとして、大学院生の進路設計を支援する「キャリアパスセミナー」を実施
【本件の内容】
「院生サミット」は、全国のキャンパスに在籍している近畿大学大学院の院生が、日頃の研究成果を発表・意見交換するとともに大学院生・学部生・教職員等が交流することを通じて、日本の将来を担う高い志を持った若手研究者・技術者を育成することを目標に、平成21年(2009年)から開催しています。
14回目となる今回は、「KINDAIの知を結集し複雑化する社会に挑む~知の社会実装がもたらす持続可能な社会の実現~」をテーマとして、7つの「分野横断院生シンポジウム」における口頭発表46演題と、ポスター発表175演題を行います。医療・創薬、環境・エネルギー、情報・AI、都市・建築、制度・経済、文化・コミュニケーションなど異なる専門分野の大学院生が研究内容や考え方を相互に学び、研究成果を社会へとつなげる「知の社会実装」への意識を高める機会とします。また、京都大学名誉教授 兼 基礎生物学研究所元所長・名誉教授であり、文化功労者でもある阿形清和氏をお招きし、「再生生物学が切り拓く再生医療」と題した特別講演を開催します。
さらに、今回初の試みとして、大学院生の進路設計を支援する「キャリアパスセミナー」を実施します。自身の研究経験や専門性を生かした仕事のキャリアについて考える機会とするもので、大学院生の就職・採用支援などを手掛ける株式会社アカリク(東京都渋谷区)の担当者を講師に招き、博士人材を取り巻くキャリア環境や多様な進路選択について講演いただくほか、キャリア相談を実施します。
【開催概要】
日時 :令和8年(2026年)8月29日(土)11:15~20:15
(キャリアパスセミナー受付開始11:00、本受付開始12:00)
場所 :近畿大学東大阪キャンパス 11月ホール 他
(大阪府東大阪市小若江3-4-1、近鉄大阪線「長瀬駅」から徒歩約10分)
対象 :近畿大学大学院全研究科、全学部生、教職員、近畿大学附属高等学校生徒 約300人
特別講演:京都大学名誉教授 兼 基礎生物学研究所元所長・名誉教授 阿形清和 氏
「再生生物学が切り拓く再生医療」
内容 :シンポジウム7テーマ 口頭発表46演題、ポスター発表175演題、特別講演
※発表者は大学院生に限定
【プログラム】
11:15~12:00 キャリアパスセミナー(11:00開場・受付)※大学院生、博士研究員限定
12:00~12:45 受付
12:45~12:55 開会式
開会の言葉 近畿大学大学院薬学研究科長 藤原俊伸
開会の挨拶 近畿大学学長 松村到
12:55~14:05 特別講演「再生生物学が切り拓く再生医療」
京都大学名誉教授 兼 基礎生物学研究所元所長・名誉教授 阿形清和氏
14:05~14:15 休憩・会場移動
14:15~16:15 「分野横断院生シンポジウム」口頭発表(7テーマ46演題)
14:15~17:30 キャリア相談
16:30~17:50 ポスター発表(175演題)
17:50~18:00 休憩・会場移動
18:00~18:30 表彰・閉会式
SPRING※ 案内 近畿大学大学院総合理工学研究科長 森本健志
優秀賞表彰式 近畿大学大学院薬学研究科長 藤原俊伸
次期院生サミット案内 近畿大学大学院生物理工学研究科長 西川博昭
閉会挨拶 近畿大学大学院薬学研究科長 藤原俊伸
18:45~20:15 懇親会
※次世代研究者挑戦的研究プログラム
【「分野横断院生シンポジウム」の7テーマ】
①いのちを支える医療・創薬・生命科学
生命現象の根源的理解から、疾病の予防・診断・治療、創薬・再生医療に至るまで、「いのち」をめぐる知の深化と社会的意義を探究する研究
②環境・エネルギー・資源循環と持続可能社会
気候変動、資源枯渇、エネルギー問題などの地球規模課題に対し、環境保全、脱炭素、資源循環を軸として持続可能な社会の実現を目指す研究
③情報、AI、データが拓く人間中心社会
情報技術、AI、データサイエンス、知能情報処理、数理科学などを基盤とし、人間中心の持続可能な社会を支える新たな知の創出と応用に関する研究
④安全・快適・包摂を実現する都市・建築・デザイン
都市、建築、デザインの観点から、安全・安心、環境調和、包摂性を備えた生活空間や社会の実現に向けて課題解決を目指す研究
⑤Society 5.0とwell-being社会を拓く知の結集
情報学を基盤としつつ、自然科学・人文社会科学の知を結集し、Society 5.0およびwell-being社会の構築に資する新たな知の創出と社会実装を目指す研究
⑥文化・表現・教育・コミュニケーションの力
文化、表現、教育、科学コミュニケーションなどを通じて、人と社会をつなぐ知の在り方とその可能性を探究する研究
⑦分野横断による未来課題への挑戦
既存の枠組みを越えた分野横断的研究や、単一分野に収まらない挑戦的研究を通じて、未来社会の構築に資する多様な知の可能性を探究する研究
【特別講演「再生生物学が切り拓く再生医療」】
本講演では、イモリやプラナリアといった高い再生能力をもつ動物における「再生」の仕組みについて、細胞レベルおよび分子レベルでどこまで理解が進んでいるかを紹介します。①再生できる生き物から再生の原理を理解し、②再生できない生き物との違いを明らかにし、③停止しているステップを遺伝子操作などによって乗り越えることで、再生できない生き物を再生可能にした実例をお話します。これらの研究は、将来の再生医療に新たな切り口を提供できる可能性を示唆しています。
【特別講演講師プロフィール】
阿形清和(あがたきよかず)氏
京都大学名誉教授、基礎生物学研究所元所長・名誉教授
大阪生まれ東京育ち。京都大学理学部でレンズ再生研究に取り組み、博士学位を取得。基礎生物学研究所、姫路工業大学、岡山大学、京都大学、学習院大学等を経て、平成31年(2019年)に基礎生物学研究所所長に就任。プラナリアやイモリを用いた再生生物学研究を分子・細胞レベルで大きく展開し、プラナリアでnou-darake遺伝子を発見して『Nature』誌に掲載されるなど、再生原理の解明に大きく貢献。令和5年(2023年)には国際再生生物学会で国際再生生物学賞を受賞し、同年、文化功労者として顕彰された。
【関連リンク】
薬学部 医療薬学科 教授 藤原俊伸(フジワラトシノブ)
https://www.kindai.ac.jp/meikan/1343-fujiwara-toshinobu.html
理工学部 電気電子通信工学科 教授 森本健志(モリモトタケシ)
https://www.kindai.ac.jp/meikan/306-morimoto-takeshi.html
生物理工学部 医用工学科 教授 西川博昭(ニシカワヒロアキ)
https://www.kindai.ac.jp/meikan/355-nishikawa-hiroaki.html
近畿大学
https://www.kindai.ac.jp/
