兵庫県芦屋市の夏の風物詩「第48回芦屋サマーカーニバル」が昨日1日、ミラタップパーク芦屋(芦屋市総合公園)および潮芦屋ビーチ周辺で開催され、約6000発の花火が夜空と海面を鮮やかに彩り、集まった多くの観客を魅了した。
「芦屋サマーカーニバル」は、1979年(昭和54年)に「市民がふれあう場を作りたい」「芦屋を活気づけたい」という地元有志の熱い思いから産声を上げた。「市民がつくる市民のまつり」を合言葉に、企画から運営までを市民ボランティアや協賛企業が中心となって担ってきた歴史を持つ。阪神・淡路大震災など幾多の困難を乗り越え、約半世紀にわたって地域の人々の手で大切に育てられてきた一大イベントである。
例年は7月下旬に開催されてきた同イベントだが、本年は十分な警備人員の確保と、より安全な運営体制を構築するため、開催時期を例年より1週間遅らせて8月第1週での実施となった。また、昨年に引き続き、雑踏事故の防止や安全管理の観点から、会場への入場は完全事前予約制(協賛観覧席チケットまたは市民広場入場券が必須)が徹底された。これにより、来場者が過度に密集することなく、それぞれのエリアで安全に楽しめる環境が整えられた。
午後1時からは市民広場にて「市民縁日」や「市民ステージ」が行われ、地元団体による活気あふれるダンスやパフォーマンスが披露された。夏休みを満喫する子どもたちや浴衣姿の若者、家族連れなどが早い時間から訪れ、夕暮れを待たずして会場は地域の熱気に包まれた。
会場のボルテージが最高潮に達したのは午後7時45分。最新の音響設備を駆使し、音楽と花火が完全に一体となる「ASHIYA DANCING FIREWORKS SHOW」が幕を開けた。ビーチや護岸からの打ち上げられる迫力満点で色鮮やかな花火は、横幅を活かしたダイナミックな3Dパノラマ演出で次々と夜空に咲き誇ると、観客からは大きな歓声と拍手が沸き起こった。約45分間にわたって繰り広げられた光と音のエンターテインメントは、海辺の夜に格別なひとときをもたらした。
午後8時30分頃に全プログラムが終了し、事前の交通規制のアナウンスや最寄り駅へのスムーズな誘導体制も功を奏し、大きな混乱もなくフィナーレを迎えた。




