組織・人材開発研修およびコンサルティングを提供するインパクトジャパン株式会社(本社:東京都中央区築地、代表取締役社長:戒能 祥哲、以下 当社)は、あしなが学生募金事務局の役職者12名を対象とした全3回のリーダーシップ開発プログラムを設計し、2026年6月27日・28日に第1回となるモジュール1を実施しました。
本プログラムは、全国の学生メンバーを率いながら1年間の活動を推進する役職者が、実践を通じてリーダーシップとマネジメントを体系的に学び、社会課題解決に向けた活動と自身の成長を両立できるリーダーへと成長することを支援するものです。本取り組みは、当社が推進する「リーダーシップ・エコシステム(R)」の一環として実施しています。学生たちの年間活動に合わせてプログラムを設計しており、今後、活動の節目に振り返りと実践知の獲得を促すモジュール2・3を2026年秋に実施予定です。

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26年度あしなが学生募金事務局役職者学生たち_担当・エリアごとのハンドサインにて

■今回の企画背景
あしなが学生募金は50年以上にわたり、病気や災害、親の障がい、自死などにより経済的・社会的困難を抱える子どもたちへの支援活動を行っています。従来、年2回実施する全国街頭募金を通じて、国内遺児およびアフリカ遺児の進学支援に取り組んできました。こうした中、社会環境の変化を踏まえ、2026年度は街頭募金の使途を国内遺児への奨学金支援に重点化するという方針転換を決定しました。一方で、これまで継続してきたアフリカ遺児支援については、出前授業などのアウトリーチ活動を通じて、その現状や課題への理解を広げる活動を行っていくと決定しました。

組織運営の面では、活動を支える局員数は維持されているものの、局員一人ひとりの価値観や活動への関わり方は多様化しています。また、首都圏と地方で活動機会や対話への参加度合いに違いが生じるなど、組織運営上の難しさを感じていました。こうした状況を受け、全国の局員が共通の理念と方向性を共有しながら、それぞれの地域で主体的に活動を推進できる組織づくりが求められていました。

■プログラムコンセプト:学募活動をリ・ブランディングする
2026年度の役職者たちは、募金の使途という大きな方針決定のため議論と意思決定を経験してきました。その過程では、多様な価値観との対話や葛藤を乗り越えながら、組織としての判断を下す難しさに向き合っています。本プログラムでは、こうした実践の場をリーダーシップとマネジメントを体得する、リアルな組織・チーム運営の学習機会と位置づけています。社会的インパクトの最大化や「恩送り」の理念継承という価値の実現と、学生自身の成長機会。あしなが学生募金活動をこの「念い」と「自己成長」が両立できる取り組みとして再定義することを、本プログラムのコンセプトとしています。

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26年度プログラムの全体像

■モジュール1の様子
2日間にわたるモジュール1の目的は「他者への働きかけを工夫する」こと。初日は、リーダーシップとマネジメントという異なるアプローチの理解をテーマに、コミュニケーションの中で生じやすい課題をメタファー化した複数の体験型アクティビティを実施しました。参加者は実際の体験をもとに対話を重ねながら、自身やチームのコミュニケーションの特徴を客観的に振り返りました。あるセッションでは、アクティビティ中の発言内容を分類・一覧可視化。「コメントが偏っていた」「必要な論点を十分に議論しないまま意思決定していた」といった傾向を共有。自分たちの意思決定にかかる対話の質を見直す機会となりました。
後半では、リーダーシップとマネジメント概論に触れ、機能は異なるが相互に不可欠なこれら2つの概念について理解を深めました。そしてそれぞれのエリアでどのように活用できるかを参加者同士で話し合い、気づきを付箋に書き溜めていきました。
2日目のテーマは、「メンバー育成の青写真を描く」です。「マネジメントとは、他者を通じて成果を生み出すこと」という視点のもと、各エリアで活動する仲間の姿を具体的に思い描きながら、彼らの成長を支援するために効果的な関わり方について考えました。モジュール1の最後には、次回モジュールまでにリーダーとして実現したい変化や挑戦を一人ひとりが宣言し、終了しました。

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モジュールの様子

【参加者コメント】
・リーダーとマネージャーの違いについて、これまでは何となく理解しているつもりだったが、自分の言葉で説明できるほど整理はできていなかった。今回の研修を通して、自分がどちらの要素をより強く持っているのか、そして今後身につけるべき力が明確になった
・改めて現在マネジメントをしているエリアを見直した時に、行き詰まっていた物事がなぜ行き詰まっていたのか、新たな視点で考察し、改善するための具体的な取り組みを考えることができた
・この2日間で得た学びは、どれも今後の事務局運営やエリア運営にそのまま生かせる内容ばかりで、早く実践したいという気持ちがどんどん大きくなった。これから何を意識して行動すべきかが明確になった
・最後に宣言した「なりたい自分」を、M2までに必ず行動で体現し、成長した姿で次の研修に臨みたい。学びだけでなく、自分自身と向き合い、これからの行動を本気で変えたいと思えるきっかけとなった

■ファシリテーター本橋のコメント
今回初めて、プロボノ研修の登壇機会を得ました。そこで感じたのは、彼らの活動に対する真摯な姿そして強い念いです。仕事ではない、また自分ではない次の誰かを支える活動。その活動をよりよくするため、自らのリーダーシップ課題に真剣に向き合い、実践の場から逃げずにチャレンジしようとする姿に感動を覚えましたし、私自身の仕事に対する姿勢を顧みる機会にもなりました。皆さんの熱意に心が動かされ、秋の募金には私もぜひ参加したいと考えています。

■今後の実施予定
次回は、以下秋の募金活動前の9月にモジュール2実施を予定しています。
・秋の街頭募金:2026年10月17日(土)・18日(日)・24日(土)・25日(日)

あしなが学生募金事務局がリードする活動の最新情報は、以下からもご覧いただけます。
あしなが学生募金|遺児支援の募金活動: https://ashinaga-gakuseibokin.org/

■リーダーシップ・エコシステム(R)に込めた私たちの念い(おもい)
労働力人口の減少が重大課題である日本において、未来を担う若者は社会全体の宝です。そして彼らが活躍できる社会を作っていくことは私たちの急務だと考えます。また、若者のなかでも、経済的な困窮や脆弱な学習環境など、様々な事情により機会が制限されている若者に対しては、物心両面での手厚い支援が必須だと考えます。困難な状況にある彼らにこそ、自らの人生をしなやかにたくましく切り拓いていく「リーダーシップ」を高める機会を提供したい。この念い(おもい)から当社の取り組みは生まれました。

企業のリーダーシップ開発投資を、寄付とプロボノ(研修の無償提供)という形で未来の若者に対して還流させていく。これがリーダーシップ・エコシステム(R)です。

過去参加した学生へのインタビューはこちらから。
https://www.impactinternational.com/jp/action-sdgs/leadership-eco-system

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LES概念図

■インパクトジャパン株式会社について
1980年イギリスで創業。最初の海外進出先として選んだ日本では、1990年からインパクトジャパン株式会社として活動している。現在は、Google、SONY、J&Jなど約400社のグローバル企業に加え、多種多様な国内企業に対して、リーダーシップ・チーム開発の研修事業、チェンジマネジメントのコンサルティング事業を提供する。知識的理解に留まらない、「感覚的理解」を促進する独自の体験学習メソッドが特長。「人と人、人と組織、組織と組織の相互作用を通じて、新しい価値を創造する」ことをミッションとして掲げている。詳細・お問い合わせは、ウェブページより。
https://www.impactinternational.com/japan

*リーダーシップ・エコシステム および Leadership Eco Systemは、インパクトジャパン株式会社の登録商標です。

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