株式会社SMILE CURVEは、思春期側弯症の早期発見・経過観察を可能にする革新的な検査システム「Senaka Scan」を完成させました。2026年6月24日より国内販売を開始し、学校検診の負担軽減と早期介入の実現を目指します。

概要

株式会社SMILE CURVEは、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)の支援を受け、思春期側弯症の早期発見・経過観察を可能にする検査システム「Senaka Scan」を完成させました。国内販売は2026年6月24日から開始されます。

  • 販売名:Senaka Scan(セナカ スキャン)
  • 医療機器届出番号:23B2X10051000004
  • 使用目的又は効果:人体の背部を撮像し、得られた3D画像と2D画像から角度に関する情報を得る。

思春期側弯症の課題と「Senaka Scan」による解決策

側弯症は、背骨が三次元的にねじれながら左右に弯曲する疾患で、特に思春期に多く発症します。重症化すると呼吸障害や慢性的な疼痛、心理的負担を引き起こすため、早期発見・早期介入が重要です。日本では学校で毎年、視触診による側弯症検診が義務付けられていますが、短時間での正確な評価は難しく、学校医の負担も大きいのが現状です。文部科学省も検査機器を用いた検査の導入を進めており、SMILE CURVEは「Senaka Scan」の導入により、側弯症の早期発見・早期介入、学校検診の負担軽減、業務効率化を同時に実現することを目指します。将来的には、日本発の検査テクノロジーとして国際展開も視野に入れています。

「Senaka Scan」を支える技術と協力体制

「Senaka Scan」のコア技術には、株式会社スペースビジョンが保有する独自の3次元形状計測技術が採用されています。製造は医療機器の実績が豊富なテクノホライゾン株式会社が担当しました。本製品は、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)・橋渡し研究プログラム(大学発医療系スタートアップ支援プログラム)の採択に伴い設立された慶應義塾スタートアップ推進拠点の伴走支援のもと開発が進められました。

各社について

●株式会社SMILE CURVE:思春期側弯症の早期発見・早期治療を目指すインパクトスタートアップ企業。2026年3月に医療機器製造販売業を取得。NEDO Entrepreneurs Program(NEP)や東京都中小企業振興公社、慶應義塾スタートアップ推進拠点等の支援を受けて開発を進めてきました。

●株式会社スペースビジョン:名古屋工業大学・慶應義塾大学発のスタートアップ企業で、高精度な3次元スキャンおよび形状解析における独自の技術を保有。本製品では、光学系の設計と計測アルゴリズムを担っています。

●テクノホライゾン株式会社:映像&IT事業およびロボティクス事業を展開。医療機器分野では、医療用安全規格やISO13485に準拠した開発プロセスで、医療機器クラスI~IIIまでの開発サポートや、自社工場での製造を行っています。

●国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED):日本における医療分野の研究開発およびその環境整備を一体的に推進し、研究成果の社会実装を支援する組織です。

●慶應義塾スタートアップ推進拠点(Keio Biomedical Accelerator):アカデミア発の医療シーズの実用化を推進するため、AMED「橋渡し研究プログラム」の採択を受けて設立されました。世界に伍する医療系スタートアップの創出・育成を包括的に支援しています。

まとめ

「Senaka Scan」は、思春期側弯症の早期発見における課題を解決し、医療現場の負担軽減に貢献する革新的な検査システムです。今後、国内販売を通じて多くの子供たちの健康を支え、将来的には国際展開も目指していきます。