フジテレビ記者会見、異例の10時間越え

フジ・メディア・ホールディングス(HD)は27日、フジテレビの港浩一社長(72)と嘉納修治会長(74)が辞任することを発表しました。

辞任の理由は、元タレント・中居正広氏(52)の女性トラブルに関与したとされる同局社員の責任です。新たに専務取締役の清水賢治氏(64)が社長に就任し、辞任会見は東京・台場で行われ、約10時間に及ぶ質疑応答が実施されました。 会見において、グループの重要な争点が6つ挙げられ、まず中居氏と女性とのトラブルにフジ社員が関与したかどうかについては、昨年12月からの調査結果を基に否定されました。

ただし、一部では同社社員が中居氏のマンションでのバーベキューに参加するなどの行動が確認され、トラブル当日には関与していなかったとされています。一方で、女性からの証言は得られていないとのことです。 さらに、フジテレビ側のトラブル認識については、23年6月初旬には問題を把握し、8月には港社長に報告が上がっていたとの報告があります。しかし、コンプライアンス委員会の委員長である遠藤龍之介副会長は、昨年12月の一部報道まで知らなかったと述べています。

トラブルへの対応については、中居氏が出演する番組は継続されましたが、その決定について港社長は反省の意を示し、社内ガバナンスに問題があったと認めました。

また、フジの幹部がタレントに女性社員を「接待」させていたとの報道については、確かに社員Aの参加するイベントがありましたが、港社長は「接待要員とは考えていない」と説明しました。

また、遠藤副会長は、在任中に女性アナウンサーからセクハラの訴えがなかったと報告しました。辞任発表の前に開かれた取締役会での決定で、嘉納会長と港社長の辞任が決定しましたが、役員体制の見直しも進められるとのことです。

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