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岐阜県中津川市が主導した落合宿本陣の修復プロジェクトが、ふるさと納税型クラウドファンディングを通じて目標額の540.5%、約1億800万円の寄付を集め、注目を浴びています。

プロジェクトの概要

プロジェクト名:岐阜県中津川市「落合宿本陣」修復プロジェクト
実施期間:2025年7月1日~2026年1月31日
寄付総額:108,103,000円(目標額の540.5%を達成)
寄付者数:6,350人
使途:耐震補強、屋根修理、内部整備など
今後の予定:2026年に修復工事開始予定

落合宿本陣とは

「落合宿本陣」は、江戸時代に設けられた中山道の宿場の中で、大名や公家、幕府役人が利用した由緒ある建物です。現存する本陣としては岐阜県内唯一の存在で、200年以上にわたり当時の面影を色濃く残しています。しかし、築後100年~200年以上が経過し、老朽化や構造の歪み、耐震性の不足などが深刻化しています。

クラウドファンディングと修復プロジェクト

この問題を解決するため、中津川市ではクラウドファンディングを活用し、全国からの寄付を募りました。その結果、目標額の5.4倍にあたる約1億800万円の資金を集め、寄付者は全国から6,350人に上りました。修復には耐震補強、屋根修理、内部保存整備などに寄付金が使用される予定です。

地域文化と連携

落合宿本陣は文化財であると同時に、地域アイデンティティの象徴でもあります。修復後は、学校教育・観光・地域イベントなどの活性化拠点としての役割が期待されています。また、地域文化との連携も注目されており、新作歌舞伎の上演の際の「おひねり」が全額落合宿本陣の整備のために寄付される動きが広がっています。

まとめ

岐阜県中津川市が主導した落合宿本陣の修復プロジェクトは、ふるさと納税型のクラウドファンディングを活用して大きな成果を上げ、文化財保護における新たな資金調達モデルとして全国的な注目を集めています。地域住民や全国の支援者が一体となって、歴史的遺構の再生に取り組んでいます。
関連URL:
https://www.furusato-tax.jp/gcf/4143
https://fcf.furunavi.jp/Project/Detail?projectid=801