リビングのSTB（セットトップボックス）に縛られず、家中のどこでも、好きな場所でケーブルテレビ番組を楽しめるようになります。株式会社デジオンが提供するテレビ番組視聴アプリ「DiXiM Play」が、AJCC株式会社のAndroid TV搭載デバイス「ケーブルIPスティック」に対応することで、ケーブルテレビの視聴体験が大きく進化する情報が入ってきました。これは、「テレビ番組視聴をもっと自由に！」というキャッチフレーズにぴったりの、取り組みです。
ケーブルIPスティックの概要
ケーブルIPスティックは、ケーブルテレビ加入者専用のAndroid TV搭載スティック型デバイスです。Fire TV StickやChromecastと同様の手軽な見た目でありながら、インターネット経由での様々なコンテンツ視聴に加え、ケーブルテレビ局が提供する独自のコンテンツも視聴可能です。オンデマンドサービスとケーブルテレビのコンテンツを統合した、現代のテレビ視聴に適合したデバイスとして提供されます。
DiXiM Play for Cable IP Stickの主な機能
「ケーブルIPスティック」に搭載されるカスタマイズされた「DiXiM Play for Cable IP Stick」は、テレビ視聴スタイルを変化させる可能性を秘めています。
STBの設置場所に依存しない視聴
これまで、ケーブルテレビ番組の視聴にはSTBの直接接続が必要でした。しかし、「DiXiM Play for Cable IP Stick」があれば、STBから配信される番組をインターネット経由で受信・再生できるようになります。これにより、STBが接続されていない2台目のテレビでも、寝室でも、子供部屋でも、ケーブルテレビの番組視聴が可能となります。これは、テレビ番組の視聴場所に関する従来の固定観念を解消するものです。
簡単な操作で放送中・録画番組へアクセス
本サービスでは、ケーブルIPスティックの導入担当者が事前にSTBの情報を登録する仕組みが用意されています。これにより、利用者はトップ画面から目的のコンテンツに直接アクセスできるようになります。
- 導入担当者が事前設定: 地上デジタル、BSデジタル、ケーブルTV、録画番組、コミュニティチャンネルなど、STBの各種情報をアプリ上のショートカットに割り当てます。
- 利用者は迷わず視聴: トップ画面に並んだアイコンをタップするだけで、見たい番組カテゴリにすぐにたどり着けます。
STB側のアップデートも不要であるため、導入の手間が最小限に抑えられています。
三社協業によるサービス提供
本取り組みは、株式会社デジオン、AJCC株式会社、そして株式会社ZTVという3社の協業によって実現しました。
- 株式会社デジオン: ホームネットワーク分野で「DiXiM」ブランドを築き上げてきたソフトウェア開発メーカーです。
- AJCC株式会社: ケーブルテレビ業界の金融サービスから、先進的なデバイス提供へと事業を拡大しています。
- 株式会社ZTV: 地域に根ざし、通信・放送インフラを支えるケーブルテレビ事業者です。
各社の連携により、利用者の多様なニーズに応え、新たな利便性と豊かな視聴体験に貢献することが期待されます。これは、ケーブルテレビ業界全体が、現代の視聴環境の変化に対応し、進化しようとする意欲の表れであると考えられます。
提供開始時期と入手方法
本サービスは、2025年10月1日より提供が開始されます。
「ケーブルIPスティック」はケーブルテレビ加入者専用のデバイスとなるため、具体的な入手方法や料金体系については、ご加入されている、またはご加入を検討されているケーブルテレビ局へお問い合わせください。お近くのケーブルテレビ局のウェブサイトを確認するか、直接お問い合わせをお願いいたします。
株式会社デジオンについて
株式会社デジオンは1999年に設立され、福岡に本社を置くソフトウェア開発メーカーです。ネットワーク、マルチメディア、セキュリティ分野に強みを持ち、特にホームネットワーク分野では「DiXiM（ディクシム）」ブランドを展開しています。今回の「DiXiM Play Enterprise Edition」は、Android OSやAndroid TV OS搭載機器への組み込みに特化した派生アプリであり、本サービスの視聴体験を支えています。
詳細はこちらをご覧ください。
株式会社デジオン 公式サイト
DiXiM Play Enterprise Edition 製品情報