ケアマネジャーの業務負担・IT化・AI活用に関する実態調査が実施され、AI利用率が85.8%に達する一方で、事業所間の連携やデジタル環境整備に課題があることが明らかになりました。

調査の背景と現状

介護ポータルサイト「介護のススメ」は、一般社団法人日本単独居宅介護支援事業所協会(ケアマネジャーを紡ぐ会)と共同で、現役ケアマネジャー106名を対象に業務環境の実態調査を実施しました。現場では個人レベルでのデジタル活用が進んでいるものの、業界全体のIT環境整備には格差が存在しています。

調査概要:
調査期間:2026年8月3日〜8月17日
対象:現役ケアマネジャー106名
調査方法:オンラインアンケート

業務負担とデジタル活用

ケアマネジャーの業務負担において「記録作成」が51.9%で最大要因となっており、約4割が日常的に残業を抱えています。こうした負担軽減のため、63.2%が記録のテンプレート化や定型文活用を個人で実施しています。

また、AIツール使用率は85.8%に到達しており、ChatGPTなどがケアプランの下書きや情報収集に広く利用されています。一方で、関係機関との連絡手段は「電話」が65.1%を占めており、連携先のデジタル化遅延が業務効率化を阻む要因となっています。

事業所のIT導入とテレワーク

事業所のITツール導入状況については、「一部のみ」が41.5%で最多となりました。「積極的に導入」できている事業所は35.8%にとどまり、事業所間でのデジタル化格差が鮮明です。テレワークについては91.5%が意欲を示しており、実現にはクラウド型介護ソフトの導入や端末支給、勤怠管理ルールの整備といった多角的な環境整備が不可欠とされています。

まとめ

本調査により、ケアマネジャーのAI活用は急速に進んでいるものの、連携先のIT環境や制度面での課題が残されていることが浮き彫りとなりました。IT化と柔軟な働き方の実現は、専門職の持続可能性を高めるための重要な鍵となります。

関連リンク

https://kaigonosusume.jp/news/care-manager-ai-it-survey/
https://kaigonosusume.jp/
https://irodori8.co.jp/
https://www.tsumugukai.net/