
環境テクノソリューションは、低濃度PCB廃棄物の処理期限が迫るなか、銘板の欠損などでPCB含有の判断が困難な機器を対象とした新サービス「EcoTraceDX(TM) for PCB〈非破壊検査〉」を2026年8月17日より提供開始します。
判別不可品に対応する非破壊検査サービス
低濃度PCB廃棄物の処分期間は、PCB特別措置法により2027年3月31日までと定められています。環境省は施設内の電気設備の総点検を呼びかけていますが、現場では銘板の読取不可、型式やメーカーの不明、図面欠如といった理由でPCB含有の有無を判断できない機器が課題となっています。こうした背景を受け、環境テクノソリューションは機器を破壊せずに内部構造を確認し、適正な処理を支援する新サービスを提供します。
※本サービスは、X線によってPCBそのものの濃度を直接測定するものではありません。あくまでも内部構造を確認し、コンデンサ等の有無や配置を把握することで、PCB含有可能性の判定やその後の処理方針を検討するための技術的な判断材料を提供するサービスです。
X線装置による内部構造の見える化
新サービスでは、X線装置を活用して対象機器を破壊することなく内部を撮影します。画像からコンデンサの有無や位置、内部配線、巻線・コア、基板などを確認し、外観だけでは得られない情報を取得します。さらに、必要に応じてふき取り検査等を組み合わせることで、適切な判断を支援します。同社は過去9年間で25万台を超える調査実績があり、そのうち累計5万台以上でX線を用いた判定支援を行ってきました。
現物確認から行政相談までの一貫サポート
本サービスは、現物確認から行政への相談まで一貫して支援します。調査対象にはQRコードを付与し、現物、写真、調査結果、X線画像などを紐づけることで、いつどのように確認したかというトレーサビリティーを確保します。
サービスの流れは以下の通りです。
・現物確認:外観、銘板、型式、配線状況の確認
・X線撮影:非破壊での機器内部撮影
・内部構造の確認:画像からのコンデンサ等の有無・配置の把握
・判定支援・エビデンス化:判断根拠の記録と整理
・適正処理・行政相談支援:処理方針の検討および自治体等への相談支援
※高濃度PCB廃棄物の可能性を否定できない機器が新たに発見された場合には、自治体等の担当部署への相談を含め、慎重な確認と適正な対応が必要になります。
