ラスベガス発 – 2026年7月28日 – Fortune 500企業の25%以上に採用されているAIネイティブな行動解析セキュリティ企業*1、Abnormal AIは本日、行動解析セキュリティプラットフォームをエンタープライズ企業全体に拡張する新製品「Identity Threat Protection」「AI Governance」「Infiltration Prevention」の3製品を発表しました。今回の発表により、すでに4,500社以上のお客様を保護している行動解析AIの保護範囲は、攻撃者が狙う機会を増しているID、AIシステム、そして採用プロセスにまで拡張します。加えて、お客様はワンクリックでAbnormalの各製品を有効化できる新しいインターフェース「AI App Store」も利用できるようになります。
Abnormalは約10年にわたり、あらゆるIDにとっての「正常な行動」を学習し、そこからの逸脱した行動や攻撃の兆候を検知することで組織を保護してきました。メール、サインイン、コミュニケーションの各シグナルを基盤としてきたこの行動解析の強みを、今回エンタープライズ企業全体の、ID攻撃対象領域へと拡張します。
*1 2026年7月時点で、Abnormalはフォーチュン500企業の25%以上を含む4,500社の顧客を保護しています。
Abnormal AIの共同創業者兼CEOであるEvan Reiserは次のように述べています。「Abnormalは、行動解析AIが世界中の企業が抱える重大な課題を解決できる未来を描いてきました。現在、お客様は大きな課題に直面しています。正規のふりをして侵入する攻撃者、ガバナンスの整備が追いつかないほど急速に進むAIの導入、そして採用面で偽装した人物を装い、内部関係者になりすまそうとする国家主導型の攻撃者です。これらのリスクはすべて、IDと行動を理解することに帰着します。Abnormalはまさにこの視点から、これらの課題に取り組んでいます」
現代の攻撃は、一見、正規の行動に見えることによって成功するケースが増えています。攻撃者は認証プロセスそのものを回避し、信頼されたIDを乗っ取ります。AIの導入速度はセキュリティチームによるガバナンスを上回るペースで進んでおり、サービスアカウントやOAuthアプリ、AIエージェントといった非人間型IDは、すでに人間のIDの数を大きく上回っています。ポリシーや認証情報のチェックに依存する従来型の防御は、そもそもこの「行動」というレイヤーを可視化する設計になっておらず、多くのツールは認証が完了した時点で監視を止めてしまいます。
■3つの行動解析セキュリティプラットフォームに基づく3つの新製品
3つの新製品はいずれも、同じ行動解析モデルを攻撃対象領域の異なる部分に適用したものです。
●Identity Threat Protection
報道の見出しを飾るようなID侵害を未然に防ぎます。MFA未設定のアカウントや過剰な権限を持つサービスアカウントなど、攻撃者に狙われやすい弱点を洗い出し、攻撃を受けるリスクの高さに応じてランク付けします。さらに、Adversary in the middle(AiTM攻撃)フィッシングからOAuthの不正利用まで、実際の攻撃手法を各お客様環境にマッピングする「Threat Library」を動的に更新します。ID、SaaS、メールの各シグナルを組み合わせることで、認証を通過した後のセッション内に潜む侵害を検知・修復し、不審なパスワードやMFAのリセット要求からヘルプデスクを保護します。
●AI Governance
社内で使われているAIツール、エージェント、チャットを可視化し、セキュリティチームに段階的な統制権限を与える製品です。従業員によるAI活用がセキュリティチームの追跡能力を上回るペースで進む中、承認済み・未承認を問わずすべてのAIツールを発見し、スコアリングし、ガバナンスを効かせることで、監視の行き届かない利用がインシデントへと発展する前に対処します。メールやIDの保護に使われているシグナルと同じ仕組みを用いて、環境内の新しいAIツールを検出します。各ツール・エージェントごとに行動解析のベースラインを確立し、たとえばエージェントが本来の役割を大きく超えた権限を突然取得するといった逸脱を検知した際には、顧客が設定したポリシーを自動的に適用します。
●Infiltration Prevention
採用活動におけるなりすまし候補者、たとえば国家の関与が疑われる人物に対して、社内アクセス権を付与する前に見極めるためのセキュリティツールです。GreenhouseやWorkdayといった採用管理システム(ATS)と直接連携し、VoIPの発着信専用番号やVPNによる位置情報の偽装、さらにはAbnormalの脅威インテリジェンスに繰り返し登場する同一人物など、偽装されたIDの背後にある行動パターンを特定・関連付けることで、アクセス権が付与される前にセキュリティチームへ不審なシグナルを提示します。疑わしい個人だけでなく、大規模な組織的キャンペーンについても検出し、セキュリティチームが対応の判断に使えるエビデンスブリーフを作成します。
Reiserはさらに次のように述べています。
「本当に重大な脅威ほど、一見しただけでは脅威とはわかりません。信頼されたIDは、正規のセッションの中を本物の従業員のように振る舞いながら移動します。役に立つはずのAIエージェントが、機密性の高いデータベースのコードにまで入り込んでしまうこともあります。国家主導型の攻撃者が、偽装した人物になりすまして採用に応募します。それぞれ見た目は異なりますが、いずれも『通常とは異なる行動』という同じ形で正体を現すのです」
■Abnormal製品の新しい起動方法:AI App Store
AIの進化によって攻撃者が新たな手口を生み出すスピードが加速する中、防御側もそれに劣らぬ速さで新しい対策を導入する必要があります。Abnormal Portal内の中心的なインターフェースとなる「AI App Store」により、セキュリティチームはAbnormalの行動解析AI基盤上に構築された各製品を、ワンクリックで閲覧・トライアル・導入まで一気通貫で行えるようになります。
Identity Threat Protection、AI Governance、Infiltration Prevention、およびAI App Storeは、2026年8月3日より提供開始予定です。
■関連情報
●各製品の詳細について:CEOのEvan Reiserによるブログ記事にて、各新製品の詳細をご紹介しています。
●Black Hat USA 2026への出展:Abnormalは会期中、Expo Hallのすぐ外にある「Abnormal Arcade」にて、これらの新製品を展示する予定です。会場でのミーティングも予約可能です。デモのご依頼も受け付けています。
■Abnormal AIについて
Abnormal AIは、AIを活用してサイバー犯罪を阻止する企業であり、Fortune 500企業の25%以上を含む4,500以上の組織を保護しています。Abnormalの行動解析セキュリティプラットフォームは、メール、ID、インサイダー脅威の領域をカバーし、レガシーなルールベースのツールでは検知できない攻撃を見抜くために開発された、独自の行動特化型AIモデルを基盤としています。詳細は https://abnormal.ai/ja をご覧ください。
※本リリースは、米国時間の2026年7月28日に配信されたAbnormal AI Extends its Behavioral Security Platform to Identity and AI Securityの抄訳となります。
