
生成AI利用クラウドサービス(ASP・SaaS)の安全・信頼性に係る情報開示認定制度が、一般社団法人日本クラウド産業協会(ASPIC)により開始されます。
生成AI時代に求められる第三者機関による信頼性の担保
生成AIの急速な普及に伴い、既存のクラウドサービスにAI機能を付加する事業者が増加しています。一方で、AI特有のリスクやセキュリティ面への懸念から、利用者が安全なサービスを選定することが困難な状況です。ASPICは、こうした課題を解決し、日本国内における安心・安全な生成AIクラウドサービスの拡大と発展を牽引するために、新たな情報開示認定制度を新設しました。
情報開示認定制度の概要
本制度は、中立的な第三者機関として客観的かつ公正な審査を行い、認定を取得したサービスには信頼性の証となる認定マークが付与されます。
制度開始日:令和8年7月1日
対象:生成AIを利用したクラウドサービス(ASP・SaaS)
認定制度Webページ:https://aspicjapan.org/nintei/
※既に当協会の他分野(ASP・SaaS、AIクラウドサービス、医療情報など)の情報開示認定を取得されている事業者様につきましては、個別に申請のご案内・ご相談を承りますので、事務局窓口まで直接ご連絡ください。また、初めて申請される事業者様向けの無料個別相談も随時受け付けております。
国際的なガイドラインを網羅した指針の策定
ASPICは、新制度の運用にあたり「生成AI利用クラウドサービス(ASP・SaaS)の安全・信頼性に係る情報開示指針(第1.0版)」を独自に策定しました。総務省との連携や過去18年にわたる認定制度運営のノウハウに加え、最新の政府系ガイドラインや国際標準を参照しています。
公表ページ:https://aspicjapan.org/nintei/ga-nintei/idp-publish
参照した主なガイドライン:
・AI事業者ガイドライン(第1.1版)(総務省、経産省、令和7年3月28日)
・AIのセキュリティ確保のための技術的対策に係るガイドライン(総務省、令和8年3月27日)
・AIセーフティに関する評価観点ガイド(第1.10版)(AIセーフティ・インスティテュート(AISI)、令和7年3月28日)
・AIの利用・開発に関する契約チェックリスト(経産省、令和7年2月)
・高度なAIシステムを開発する組織向けの広島プロセス国際行動規範(G7主要7カ国、2023)
・ISO/IEC 42001 (JIS Q 42001 AIマネジメントシステム)(令和7年8月20日)
まとめ
ASPICは、1999年の創立以来、クラウド産業の健全な発展に貢献してきました。これまでの累計336サービスに及ぶ認定実績と知見を活かし、生成AI時代の新たなビジネス環境においても、利用者が安心してサービスを選択できる基盤づくりを推進していきます。
関連リンク
https://aspicjapan.org/nintei/
https://aspicjapan.org/nintei/ga-nintei/idp-publish
https://www.aspicjapan.org/information/cloud_magazine/pdf/vol3.pdf
